本学学術研究院医歯薬学域（医学系）心臓血管外科学分野の小谷恭弘准教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）の「令和4年度移植医療技術開発研究事業」に採択されました。
　同事業は、臓器移植、組織移植及び造血幹細胞移植について、提供者の意思を最大限尊重し、安全かつ長期的に良好な成績が期待できる新規移植療法の開発、最適な移植療法の確立、及び効率的な移植実施体制の実現を目指すものです。
　今回、小谷准教授は本事業の臓器分野の「脳死下および心停止後臓器移植における摘出・移植予定臓器の機能温存に関する研究」の区分において、「臨床応用を目指したマージナルドナー及び心停止ドナーからの心臓移植に関する研究」という題目のもと申請。今回は申請数が11件と多いものでしたが、書面とヒアリング審査を通過し、採択件数2のひとつに選ばれました。なお、研究実施期間は、令和4～6年度までの期間になります。
　今回の採択を受けて小谷准教授は、「心臓移植はもちろん、他臓器のドナー数の増加が期待できる研究であり、この成果が国内において、臓器移植の必要な患者様のお役に立つことを願っております」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
　今回の小谷准教授の事業採択は、本学の強みある医療系の研究開発力の強化のみならず、移植医療を支え、数多くの患者さんを救う新たな医療を拓くものです。今後の小谷准教授らの研究チームの活動にご期待ください。
　なお、本件は2022年4月28日にAMEDのホームページに掲載されました。


【本件問い合わせ先】
学術研究院医歯薬学域（医学系）心臓血管外科学分野 准教授　小谷恭弘
TEL：086-235-7359
http://okayama-u-cvs.jp/index.html