国立大学法人 岡山大学

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遠西研究教授(病院)がAMED「令和4年度ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析)」に採択

2022年05月27日

 岡山大学病院ゲノム医療総合推進センターの遠西大輔研究教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和4年度ゲノム医療実現バイオバンク利活用プログラム(次世代医療基盤を支えるゲノム・オミックス解析)」に採択されました。
 同事業は、わが国のバイオバンクや健康・医療情報等に付随したゲノム・オミックス情報を備えたコホート等研究基盤が保有する生体試料の解析とそれらの情報化において、ゲノム医療実現のための効率的・効果的な基盤データの整備を実施するものです。ゲノム・オミックス解析とその情報化のプロセスには、多様な対象と方法があり、それらを遂行する上で必要とされる時間やコストも多大であることから、科学的メリットに基づき、優先順位の高い試料から戦略的かつ効率的に解析を進める仕組みの導入を目指すものです。
 今回、遠西研究教授は「COPDの病態解明・新規治療開発のための空間シングルセル・マルチオミックスデータベース構築」という研究開発課題のもと申請。申請数13件と多いものでしたが、採択に至り、令和4年度、研究チームを率いることになります。
 今回の採択を受けて遠西研究教授は、「岡山大学に配備された世界最先端のゲノムテクノロジーを駆使して、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の病態解明と治療薬の開発を目指します」とコメント。1年間の研究活動に意欲を見せました。
 遠西研究教授は、優れた研究業績を有する准教授が独立した研究代表者(PI:Principal Investigator)として活躍することを促進するために付与される「研究教授」の称号を持つ秀逸な研究者であり、研究費配分や研究活動の充実などのインセンティブが付与されています。さらに国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施している若手研究者支援事業である「創発的研究支援事業」の採択者でもあり、岡山大学のみならずわが国の若手研究者を先導するひとりです。今後の遠西研究教授らの研究チームの活動にご期待ください。
 なお、本件は2022年5月6日にAMEDのホームページに掲載されました。

※JST「創発的研究支援事業」
 特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ、原則7年間(途中ステージゲート審査を挟む、最大10年間)にわたり長期的に支援する事業です。
https://www.jst.go.jp/souhatsu/index.html

【本件問い合わせ先】
岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター 研究教授 遠西大輔
TEL:086-235-7414
https://cgm.hospital.okayama-u.ac.jp/

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