国立大学法人 岡山大学

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マレーシア東方政策40周年を記念し、日本留学セミナー「先輩に聞こう!」を開催

2022年06月28日

 日本から成功と発展の秘訣を学ぶことによって、マレーシアの社会経済の発展を目指そうという東方政策(the Look East Policy)をマレーシア政府が1982年に採用して以来、2022年で40周年の節目を迎えました。本学は6月18日、マレーシア東方政策同窓会(ALEPS)と岡山大学国際同窓会(OUIAA)マレーシア支部の共催および日本学生支援機構(JASSO)マレーシア事務所の協力のもと、東方政策40周年記念事業として日本留学セミナー「先輩に聞こう!」をオンラインで開催しました。このセミナーは、本学が文部科学省より受託している日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)の活動の一環として実施しました。
 本セミナーでは、現在マレーシアと日本の発展に大いに寄与している元日本留学生、海外留学経験の豊富な本学教員、本学の現役マレーシア人学生の“先輩”から、これから海外留学を目指すマレーシアの若者たちへ日本留学について幅広い情報を提供しました。
 プログラムでは、本学鈴木孝義副学長(国際担当)とALEPS会長のZulfiqar Zainuddin氏から、マレーシア元日本留学生の今までの歩みと今後の更なる期待を込めたあいさつの後、OUIAAマレーシア支部会長のAzri Zainal Abdin氏が、岡山で過ごした日本留学時代の思い出や、岡山と岡山大学の魅力を語りました。続いて、本学グローバル・ディスカバリー・プログラム牛田英子准教授が日本留学の魅力と本学を紹介。マレーシア出身の本学学生4人が岡山での留学生活の魅力や、ハラルフードの入手方法などを紹介しました。また、日本留学後のキャリア形成の一例として、日本留学後に日系企業とマレーシア企業でキャリアを積んできた元日本留学生 Shamsul Haq bin Md Noh氏がキャリア経験談を発表し、最後にJASSOマレーシア事務所のRaymond Tan氏からマレーシア人学生に向けた日本留学についての情報提供がありました。
 マレーシアはコロナ禍前まで、毎年2,000~3,000人規模の留学生を日本へ送り出してきました(マレーシア国費留学生を含む)。日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)は、今後もマレーシアの日本留学希望者の留学を後押しし、両国の発展に寄与する人材育成に貢献していきます。

○日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)
 本学は、平成31年度より文部科学省「日本留学海外拠点連携推進事業(東南アジア)」を受託し、5年間で、ASEANからの留学生数を1.5倍にすることを目標に事業を進めている。これまで、岡山大学は、平成26年度に文部科学省受託事業「留学コーディネーター配置事業(ミャンマー)に採択され、5年間でミャンマーからの留学生数を倍増することを目標として事業を実施した結果、4年間で3倍に増やすことができた。平成30年度より事業の名称が「日本留学海外拠点連携推進事業」に変わり、対象地域もASEAN10か国へと拡大した。 現在はミャンマー(ヤンゴン、マンダレー)とタイ・バンコクに加え、カンボジア・プノンペンとラオス・ビエンチャンにも拠点事務所を持ち、ASEANの優秀な留学生獲得に向けて、事業に取り組んでいる。


【本件問い合わせ】
国際部国際企画課
TEL: 086-251-8937

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