国立大学法人 岡山大学

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文部科学省令和3年度「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」に採択 「デジタルヘルス人材育成プログラム」を推進

2022年07月05日

 本学が企画・構想している「デジタルヘルス人材育成プログラム」が、文部科学省令和3年度「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」における「DX分野等リスキルプログラムの開発・実施」の枠組みで採択されました(6月20日採択結果公表)。
 本事業は令和3年度補正予算で計上され、就業者・失業者・非正規雇用労働者等に対し、デジタル、グリーン、イノベーション喚起等の成長分野を中心に就職・転職といったキャリアアップ・キャリアチェンジに向けた社会のニーズに合ったプログラムを実施するものです。
 本学のデジタルヘルス人材育成プログラム(以下、プログラム)の目的は、ITとヘルスケアの両方についての知見を併せ持ち、国内外の成長分野であるデジタルヘルス産業における新規事業開発/起業、さらには医療機関・介護施設等での業務のDX化を図れる「デジタルヘルス人材」を育成することです。デジタルヘルスに特化したリカレント教育プログラムは、わが国でもほとんど例がありません。プログラムの開講時期は本年秋以降を予定しています。
 プログラムの受講対象者は、ヘルスケア分野の人材(看護師や薬剤師、PT・OTといったメディカルスタッフ)を主たる対象、IT分野の人材(プログラマーやエンジニア、データ・サイエンティスト等)や既存企業の新事業開発担当者等を従たる対象としています。
 プログラム内容は、①ヘルスケア関連分野の教育プログラム、②IT関連分野の教育プログラム、③起業・事業経営に関する教育プログラム、④受講者同士/企業と受講者間の人材交流促進等につながる実践的プログラムの4つで構成され、デジタルヘルス分野での新規事業開発等に必要な知見を人材の種類に応じて合計80~106時間で習得させるものとなっています。
 プログラムの構築・実施に際しては、本学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域が中心となり、学内の関連学部等と連携して推進する体制となっています。さらに、本学のほか、地域内外の企業・経済団体、ヘルスケアの有資格者団体、中国経済産業局、岡山労働局、吉備中央町等の産官学のメンバーを構成員とする「岡山デジタルヘルス・リカレント教育推進協議会(仮称)」を設置し、産業界等の雇用動向や人材ニーズ、教育プログラムに対するニーズ、地域事情等を的確に把握し、プログラムの開発・改善を図ることとしています。
 本学では本プログラムの実施を通じ、今後さらにリカレント教育の充実を図っていくことを検討しています。

参考:令和3年度「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」の採択結果



【本件問い合わせ先】
学術研究院ヘルスシステム統合科学学域 特任准教授 志水武史
e-mail:shimizu.takeshi◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えてください。

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