9月21日、フルブライト奨学生のナタリー・モンテシノさんが学長室を訪れ、槇野博史学長と高橋香代理事に研究スタートのあいさつを行いました。
　モンテシノさんは、米国務省により選抜された全米トップクラスの大学生・大学院生が、本学で日本語と日本文化を集中的に学ぶ「米国務省重要言語奨学金（CLS）プログラム」に2021年度に参加し、アメリカ・フルブライト奨学生として10月から大学院社会文化科学研究科の研究生となります。
　モンテシノさんは、「アメリカの地域も少子高齢化の問題が進んでおり、日本の先進的な事例を本国に持って帰りたい」と述べ、槇野学長からは「岡山県にはアートを通じた地域イノベーションが起こっており、瀬戸内海、真庭市、備前市、矢掛町にある豊かな事例をまとめて欲しい」とエールが送られました。
　モンテシノさんは、これから地域総合研究センターと連携し、県内各地のフィールドワークを通じて、まちづくりのビジュアルコンテンツを作成する予定です。


●CLSプログラム
　国家安全保障や経済発展の観点から重要な役割を果たす、ロシア語や中国語など世界15言語の人材養成を狙いに、米国務省が実施しているプログラムです。日本では2010年に受け入れがスタートし、同プログラムは国際教育・交流を専門とする米非営利団体American Councils for International Education（アメリカン・カウンシルズ）によって運営されています。


【本件問い合わせ先】
岡山大学地域総合研究センター
准教授　岩淵　泰
TEL:086-251-8541