国立大学法人 岡山大学

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遠西研究教授(病院)がAMED「令和4年度次世代がん医療加速化研究事業」に採択

2022年10月05日

 岡山大学病院ゲノム医療総合推進センターの遠西大輔研究教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和4年度次世代がん医療加速化研究事業」に採択されました。
 同事業は、「がん研究10か年戦略」に基づいて、がんの生物学的解明に迫る研究とがんゲノム情報などがん患者のデータに基づいた研究及びこれらの融合研究を推進することにより、実用化に向けた研究を加速することで早期段階に製薬企業などへの導出を目指すものです。
 今回、遠西研究教授は事業区分の「研究領域E(がん多様性)がん細胞の不均一性等に対応した革新的がん治療法の研究」において、「ハイブリッド遺伝子変異がもたらすリンパ腫時空間的不均一性を克服する新たな治療法開発」という研究開発課題のもと申請。申請数38件と多いものでしたが、採択に至り、令和4~6年度までの期間、研究チームを率いることになります。
 今回の採択を受けて遠西研究教授は、「この研究を通して悪性リンパ腫の発症メカニズムを解明し、新しい治療の開発に繋ていきたい」とコメント。3年間の研究活動に意欲を見せました。
 遠西研究教授は、優れた研究業績を有する准教授が独立した研究代表者(PI:Principal Investigator)として活躍することを促進するために付与される「研究教授」の称号を持つ秀逸な研究者であり、研究費配分や研究活動の充実などのインセンティブが付与されています。さらに国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施している若手研究者支援事業である「創発的研究支援事業」の採択者でもあり、岡山大学のみならずわが国の若手研究者を先導するひとりです。今後の遠西研究教授らの研究チームの活動にご期待ください。
 なお、本件は2022年9月16日にAMEDのホームページに掲載されました。

※JST「創発的研究支援事業」
特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ、原則7年間(途中ステージゲート審査を挟む、最大10年間)にわたり長期的に支援する事業です。
https://www.jst.go.jp/souhatsu/index.html


【本件問い合わせ先】
<研究内容に関すること>
岡山大学病院 ゲノム医療総合推進センター 研究教授 遠西大輔
TEL:086-235-7414
https://cgm.hospital.okayama-u.ac.jp/

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