国立大学法人 岡山大学

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学術研究院医歯薬学域(歯)松本卓也教授がCRESTに採択

2022年10月07日

 9月20日付で、本学学術研究院医歯薬学域(歯)の松本卓也教授が代表を務める研究課題「階層性自己組織化複合材料デザイン」が2022年度国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)の新規研究課題に採択されました。
 今回採択された研究領域は、「分解・劣化・安定化の精密材料科学」(研究総括:高原淳・九州大学ネガティブエミッションテクノロジー研究センター特任教授)で、2021年度に設置されました。本研究領域は、資源循環の実現に向けた結合・分解の精密制御を戦略目標に掲げ、分解を自在に制御できる材料の開発、それら材料の階層構造制御による高機能化に関する研究、材料における環境に優しい劣化や安定化の制御法の開発を通じて、材料の分解・劣化・安定化の精密制御を達成し、究極の相反する物性である分解性と安定性の自在制御が可能なサステイナブル材料開発のための精密材料科学の確立を目指すものです。
 本研究は、2022年10月から2028年3月の5年半にわたって行われ、松本教授は本課題のもと、究極の複合物として知られる生体骨を参考に、その発生、成長と劣化を材料学的観点で検討し、無機/有機ハイブリッドの構成、物性を支配する自己組織化の理解と学理構築を目指します。
 同事業は、国が定める戦略目標の達成に向けて、課題達成型基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す、革新的技術シーズを創出するためのチーム型研究です。今回の課題では京都大学、北海道大学とチームを組み、本事業の採択を起爆剤として、これまでにない新しい機能性バイオマテリアル開発やバイオエコシステムの構築を加速します。

2022年度戦略的創造研究推進事業(CREST)新規採択課題

【本件問い合わせ先】
学術研究院医歯薬学域 
教授 松本 卓也
TEL:086-235-6665

年度