本学と井原市は10月25日、寄付講座「周産期・小児救急医療学講座」の設置に関する協定を締結し、本学津島キャンパスで調印式を開催しました。
　同協定は、周産期・小児救急医療に関する教育・研究拠点を設置することで、地域の周産期医療を担う医師などの養成や井原市のニーズに即した医療に関する教育・研究を行うとともに、その成果の普及を行い、地域医療の向上に寄与することを目的としています。
　調印式には本学の槇野博史学長をはじめ、井原市の大舌勲市長や関係者が出席。那須保友研究担当理事・副学長が協定の概要について説明した後、槇野学長と大舌市長が協定書に署名しました。槇野学長は「本学が掲げる『実りの学都』構想の一環であり、大学の使命である人材育成・地域貢献に繋がる。正に地域と大学が連携した結果の賜物」と述べ、大舌市長は「周産期医療や小児救急医療に対する要望は多く、本寄付講座の開設により安心安全な子育てができる環境が整備できていることを市民の方々に知ってもらいたい」と、寄付講座開設に対する期待を表明しました。
　この寄付講座には専任教員2人を配置し、令和4年11月から設置期間5年間の予定で、若い世代が安心して出産・子育てができる環境を整備するという課題解決に向けた活動に取り組んでいきます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院医歯薬学域（医）
産科・婦人科学　教授　増山　寿
TEL：086-235-7317