国立大学法人 岡山大学

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岡山大学病院の塚原紘平助教(救命救急科)が令和4年度「消防防災科学技術賞」を受賞しました

2022年11月21日

 11月16日、岡山大学病院救命救急科の塚原紘平助教が開発した「ポータブルスプラッシュシールド」が、総務省消防庁の令和4年度「消防防災科学技術賞《一般の部/消防防災機器等の開発・改良部門》」の優秀賞に選ばれ、三鷹市公会堂(東京都)で表彰式が行われました。
 今回受賞したのは「救急搬送におけるポータブルエアロゾルシールドの研究」で、コロナ禍で救命救急の最前線にいる救急隊員を、ウイルスを含む飛沫やエアロゾルから守るための、軽量で持ち運びしやすいシールドを株式会社ハイビックスと共同開発し、製品化したものです。
 授賞式には塚原助教が出席し、前田一浩消防庁長官から表彰状が授与されました。塚原助教は「病院前救護の現場から着想しました。消防機関による実証評価では現場の救急隊員から『シールドがあると安心感がある』などの声をいただきました。製品化できて良かったと喜びもひとしおです。更に現場に貢献出来るよう研究開発に取り組んでまいります」と話しています。

 『総務省報道発表資料より』
 救命救急の最前線にいる救急隊は、常に新型コロナウイルス感染のリスクにさらされており、救急搬送時に患者からのエアロゾルや飛沫の曝露を軽減させることは重要である。今回、新型コロナウイルス感染症患者の救急搬送に適したシールドを開発した。シールドは、柔らかく軽い素材で、畳んで救急車内に収納できる。また、シールドに吸引機構をつけることでエアロゾルの曝露軽減に効果があることが分かり、その結果は米国の集中治療雑誌「Critical care」に掲載された。令和3年度、シールドの改良と社会実装評価を実施し、2月14日に発売開始し製品化を完了した。
参考:プレスリリース

【本件問い合わせ先】
岡山大学 研究推進機構 医療系本部
TEL:086-235-7697
岡山大学病院 企画・広報課
TEL:086-235-6749


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