本学グリーンイノベーションセンターは、11月16日、一般社団法人日本CLT協会と共催で「CLTを学びたい人のリカレント講習」を開催しました。講習は、午前9時前から途中昼食休憩をはさみ午後5時過ぎまで丸一日の日程で行われ、建築関係の実務者を中心に30人が参加しました。
　冒頭、一般社団法人日本CLT協会の河合誠顧問から、「CLT入門」と題したCLT開発の経緯や国内外の最近の建築事例に関する講義の後、同センター木造建築・林業・サプライチェーン部門の川西敦史准教授から、「建築デザインにおける木の可能性」、同・中村昇教授から、「木造建築とCLT（材料）」、同・福本晃治准教授から、「木造建築とCLT（構造）」と題した講義を行いました。その後、実例解説・見学として、現在、 キャンパス内に建設中のCLTを活用した木造建築物の「共育共創コモンズ」について、施工者である清水建設（株）広島支店岡山営業所の瀬尾保昭氏、正道照奈氏から設計の意図、CLTを使う上での工夫などの解説があり、2人の案内により建築現場の見学を行いました。
　講習会後に実施したアンケートでは参加者から、「CLTの材料としての特性など実務に役立つ情報を教えていただけた」、「CLT工法の最新の知見を得ることができた」といった感想が寄せられました。
　グリーンイノベーションセンターでは、今後も社会人を対象とした同様の講習を定期的に開催する予定です。

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