国立大学法人 岡山大学

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オンラインによる異文化交流プログラム「ASEAN-Japan Virtual Cultural Exchange Programme 2022」を開催

2022年12月16日

 本学の鈴木孝義副学長(国際担当)が機構長を務める国立六大学国際連携機構は、11月29日~12月1日の3日間、アセアン大学連合(AUN:ASEAN University Network)と国立六大学の学生が、一緒に様々なアクティビティを行いながら異文化への理解を深め、コミュニケーションスキルの向上を目指すオンラインの交流プログラム「ASEAN-Japan Virtual Cultural Exchange Programme 2022」を開催しました。プログラムは、本学グローバル・ディスカバリー・プログラム3年生の木村三津子さんら、AUNと国立六大学の加盟大学から60人の学生が参加し、AUNと国立六大学連携コンソーシアム(千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学による大学コンソーシアム)の共催で行われました。
 11月29日に行われた開講式では、AUNのCholtis Dhirathiti事務局長とともに鈴木副学長があいさつし「直接顔を合わせることができないのは残念ですが、オンラインでの交流は新たな機会や興味深い繋がりを生み出す可能性を与えてくれるものであると思います。この3日間に予定されているアクティビティを通じて、積極的に考え、意見を述べ、普段接することのない国籍や背景の異なる学生達と交流し、お互いを理解し、尊重し合うことを心がけてほしいと思います」と、参加した学生たちを激励しました。
 プログラムでは、文化の多様性についての専門家による講義や、Gather. Town(アバターを通して実生活のようにコミュニケーションができるオンラインビデオ電話サービス)を使用してのミュージアムツアーやクイズ、ASEANの国々と日本の昔話の相違点について議論するグループワークなどが行われました。最終日には、タイのお祭りであるLoy Krathong(ロイカートン)を作成するワークショップが行われ、今年の振り返りや来年への抱負をお互いに発表しました。
 AUNと国立六大学はパートナーシップ協定の締結に基づいて、サマープログラムやスプリングプログラム等の学生交流、アカデミックセミナーの共催等、10年近く、活発な交流を行ってきました。今後も、加盟大学等と連携し、学生交流・研究交流を推進していきます。

〇木村三津子さんのコメント
 今回の3日間のプログラムを通じてたくさんの貴重な経験をさせていただきました。参加の直前まで上手くコミュニケーションができるか心配だったのですが、すてきなメンバーに囲まれて楽しく交流ができ、参加して良かったと思います!一番の思い出は、日本の鶴の恩返しの童話について、それぞれ異なる国から集まったメンバーと一緒に議論したことです。私が日本人特有の考え方を皆に説明し、一緒に分析して発表を行いましたが、いつもとは違う視点から童話について考えることができ、とても意義のある経験となりました。また最終日には、3日間を共に過ごしたメンバーとともに折り紙を作りながら、それぞれの2022年を振り返る機会があり、短い間でしたが、お互いのことを知ることができました。また機会があるならぜひ参加してみたいです!


〇国立六大学連携コンソーシアム
国立六大学が、自主自立を尊重しつつ連携して、教育・学術研究・社会貢献等の機能を一層強化し、グローバル社会をリードする人材育成の推進と学術研究を高度化することを目的として、平成25年3月に設立されました。
 
○国立六大学国際連携機構
国立六大学連携コンソーシアムに設置された、国立六大学間の国際的活動の連携・協力を推進する機構。本学の鈴木孝義副学長(国際担当)が機構長を務めています。

○アセアン大学連合
 1992年第4回のASEANサミットの提案により、1995年に設立された国際大学連合。アセアン地域の有力大学30大学が加盟。2013年、国立六大学連携コンソーシアムはASEAN大学連合とパートナーシップ協定を締結し、学生交流の活発化や国立六大学の国際化に取り組んでいます。

【本件問い合わせ】
 国際部国際企画課
 TEL:086-251-7036

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