1月31日、完成したばかりの共育共創コモンズにて、ナカシマホールディングス株式会社常務取締役の中島義雄氏による「ナカシマが目指す将来と求める人材」と題した講演が開催されました。主に工学系の学部生・大学院生を対象とした本講演には、教職員を含め約130人が参加しました。
　冒頭、槇野学長のあいさつでは、共育共創コモンズの建設に際し、学内外の多くの方々から多大なる支援・寄付をいただいたこと、中でも、本学の出身であるナカシマホールディングス株式会社の中島博会長からは「世界に羽ばたく志を持ち、挑戦し続ける若者を応援したい」との厚意により、多大なる寄付をいただき、中島会長の想いを多くの方に伝えるため、会長のご子息であり、ナカシマホールディングス株式会社常務取締役の中島義雄氏に講演をお願いした経緯などの話がありました。
　講演では、中島氏から、まず、ナカシマホールディングス株式会社の各事業会社の歴史、事業内容の紹介及び将来展望についての説明がありました。その中で、ナカシマプロペラ株式会社が、船舶用推進機器の固定ピッチプロペラで、国内シェア約100%、世界シェア約30%を誇る企業に成長するまでの道のりを紹介しました。
　次に、企業が求める人材像について、自身の経験談も交えながら、「変化をチャンスととらえる姿勢が大切」「VUCA時代といわれる現代社会においては、より一層の情報収集と素早い決断が重要」「密接なつながり(strong ties) も大切だが、適度に顔を合わせる程度の関係(weak ties)の方が、有益な情報をもたらしてくれることがよくある。そのため、weak tiesをうまく維持していくことを心掛けるべき」と話しました。
　閉会では、阿部匡伸理事・副学長から中島氏への謝辞の後、「共育共創コモンズを活用して、社会で活躍できる人材の輩出に努めたい」と締めくくりました。

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自然系研究科等総務課
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