2月2日、本学は、「岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループ準備会」を開催しました。
　この準備会は、昨年来の世界的な半導体危機や経済安全保障に関する状況の変化を背景に、日本政府が半導体産業及びその技術の研究強化に乗り出したことを受け、岡山地域における半導体研究・教育を推進する組織（ワーキンググループ、WG）を立ち上げることを目的としたもので、学術研究院自然科学学域・ヘルスシステム統合科学学域を中心とした本学研究者ら約20人が参加しました。
　冒頭では、半導体関連産業における技術振興のあり方について議論が行われ、半導体技術を狭義の「半導体チップ製造技術」ととらえず、まずは他大学との連携・役割分担によって、半導体産業全体の振興に向けた全体像を描くことに注力するという方向性が示されました。
　次いで、研究面で柱となるテーマをどのように設定するかについて討議し、「6G通信・セキュリティ」などの重点応用領域を軸に、ウエハ製造への連携を念頭に置いた全体像を構築するなどの意見が出されました。
　また、教育面については、大学間の連携により、各大学の関係カリキュラムを相互補完した、トータルで機能するカリキュラムの構築を提案することとなりました。
　最後に、どのようにWGを発展させていくかについて話し合われ、経済産業省中国経済産業局や岡山の半導体系企業、連携大学・自治体などを招いて近日中にキックオフミーティングを行うことで一致しました。
　本学は今後、このWGを基盤とし、岡山地域における半導体研究・教育を推進してまいります。

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岡山大学　研究推進機構
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