本学工学部は2月5日、2023年度学校推薦型選抜Ⅰと国際バカロレア選抜(8月募集)の入学予定者(各入学者選抜の合格者で入学手続きを終えた者)に対して、入学前教育の趣旨説明や、入学予定者同士の交流の場として、入学前スクーリング*1を開催しました。当日は晴天に恵まれ、春のような陽気の中、178人の入学予定者を迎えることができ、約半数は県外出身者*2で、東は茨城県、西は沖縄県から参加がありました。
入学前スクーリングは、13:00~16:00を前半と後半のプログラムに分けて行いました。入学予定者全員で行った前半のプログラムでは、1月に完成したばかりの共育共創コモンズ(愛称:OUX(オークス))で、菅 誠治工学部長のあいさつ、小山勝樹UAA*3による入学前教育の趣旨説明が行われました。後半のプログラムは、工学部の4つの系(機械システム系、環境・社会基盤系、情報・電気・数理データサイエンス系、化学・生命系)に分かれ、別々の講義室で系独自のプログラムを行いました。
参加者は、前半のプログラム開始直後は緊張していた様子でしたが、途中に隣席者との交流もあり、前半のプログラムが終了する頃には、多くは緊張もほぐれた様子でした。各系に分かれた後半のプログラムでは、先輩学生との交流や、グループワークを通して、活発な意見交換も見られるようになりました。全てのプログラム終了後には、連絡先の交換や、一緒に岡山駅まで向かう姿もありました。
終了後に行ったアンケートでは、「ほかの入学生との交流機会が持てて嬉しかった」、「いきなり入学式に行くよりもはるかに気持ちが楽になった」、「友達も作ることが出来ましたし、先輩方のお話も聞けて今後の不安が少しでも減らすことができ大学生活が楽しみになった」、「大学生活を具体的に想像することができ、何をするべきか考えるきっかけになった。友達を作ることができた」といった意見がありました。
工学部の入学前スクーリングは、これから経験する大学教育の準備と捉えており、入学予定者が、「学びへの動機づけ」と「伸ばしてほしい知識・技能の確認・補完」のきっかけになることを目的としています。今回初めての実施でしたが、次年度以降、より良い入学前教育の取り組みが出来るよう改善を重ねていきます。
*1 「スクーリング」は、多くの場合、通信教育における面接授業のことを指します。本学では、入学前教育の趣旨の確認や、在学生や入学予定者の交流の場としています。
*2 2023年度学校推薦型選抜Ⅰと国際バカロレア選抜(8月募集)の入学予定者の出身地域の割合は、岡山県内出身者50%、中国地方(岡山県外)3%、関西地方23%、四国地方13%、九州地方(沖縄県含む)8%、それ以外の出身者3%。
*3 University Admission Administrator
【本件問い合わせ先】
自然系研究科等学務課工学部担当
TEL: 086-251-8015
工学部が入学前スクーリングを開催しました
2023年02月15日