国立大学法人 岡山大学

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第3回Clinical AIアニュアルシンポジウムを開催

2023年02月21日

 本学は2月2日、文部科学省保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト「Global×Localな医療課題解決を目指した最先端AI研究開発」人材育成教育拠点による、第3回Clinical AIアニュアルシンポジウムをハイブリッド形式で開催しました。このシンポジウムは、本プロジェクト主幹校(東北大学)、連携校(北海道大学、岡山大学)が企画し毎年行われているもので、今年度は岡山大学が当番校として開催しました。
 シンポジウムでは、槇野博史学長、文部科学省高等教育局医学教育課の伊藤史恵課長、3大学の代表者あいさつに続き、各大学の取り組み紹介が行われました。プロジェクト担当教員から現在の取り組みについて報告した後、医療AIコースを履修している各大学の大学院生が現在進めている研究内容を発表し、活発な質疑応答が行われました。続いて、岡山大学と共同研究を行っている企業2社が産学連携の事例について紹介しました。
 特別講演では、岡山大学学術研究院自然科学学域の諸岡健一教授が、「知的多元画像情報処理による医療支援システム」をテーマとした講演を行いました。諸岡教授は三次元の画像データを用いたAIモデルの構築に挑戦しており、講演では手術支援、がんの自動診断支援などの先端技術に触れられ、膨大なデータ解析能力の必要性が感じられました。また、本事業に採択されたもう一つの拠点代表校である名古屋大学の大野欽司教授から拠点紹介があり、最後は岡山大学病院前田嘉信病院長による総括のコメントで盛会のうちに幕を閉じました。
 学生、教職員、企業の方など305人(現地参加52人、オンライン参加253人)が参加し、開催後は「様々な業種からの意見が網羅できて有意義だった」「大変勉強になった」という声が寄せられました。
 また当日は、東北大学、北海道大学の本プロジェクト関係者が、本学内の施設を見学しました。伊達勲医歯薬学総合研究科長、豊岡伸一医学部長、前田病院長との面談では、プロジェクトの取り組みや今後の展望について活発な意見交換も行われました。3大学とその協力校・連携企業や他拠点との連携を通じて、今後さらに本事業を推進していくことが期待されます。

<参考>
第3回Clinical AIアニュアルシンポジウム
医歯薬AIプロジェクトホームページ

【問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科等学務課
医歯薬AIプロジェクト事務局
TEL:086-223-7151(代表)(内線:7002)

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