国立大学法人 岡山大学

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国立台湾大学に向けてさくらサイエンスプログラムを実施

2023年03月01日

 本学工学部環境・社会基盤系環境マネジメントコースでは2月20日~25日に、JSTさくらサイエンスプランの助成を受け、「Student Exchange Program between Okayama University and National Taiwan University ‒ Research Experiences in the field of Environmental Management」を開催しました。岡山大学からは同コース2年生7人が参加し、国立台湾大学からは学部生7人、大学院生1人と引率教員としてKe-Sheng Cheng教授、Ming-Che Hu教授が来学しました。
 守田秀則環境マネジメントコース長によるコース紹介の後、菅誠治工学部長を表敬訪問し、両大学の今後の協力体制などについて議論しました。参加学生は、毎日2つの講義(講師:前田守弘教授、九鬼康彰教授、珠玖隆行准教授、哈布尓助教、森也寸志教授、宗村広昭准教授、中田和義教授、勝原光希助教、近森秀高教授)を聴講し、夕方にはラボツアーで、最先端の研究活動に触れる機会を得ました。研究発表会では、岡山大学から5件、国立台湾大学から4件の発表がありました。また、フィールドトリップでは、小田川の付け替え工事現場を訪問し、国土交通省中国地方整備局高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所の濱田靖彦所長から、洪水の発生メカニズムや防止対策について説明を受けました。
 以上の活動を通して、両大学の学生は環境研究の考え方や本学の最新研究成果などについて学習しました。また、他国の学生と英語でコミュニケーションできる楽しみを感じることができました。本交流事業は双方向プログラムなので、今回参加した岡大生は本年8月に国立台湾大学を訪問し、台湾における環境問題について理解を深めます。
 今回実施した3年ぶりの対面イベントにより、工学部や環境生命科学研究科がこれまで取り組んできた教育研究活動の成果をアピールするとともに、今後の教員・学生交流についても議論を進めることができました。本イベントを振り返る目的でホームページを新たに作成し、我々の取り組みも紹介しています。これを契機に、環境マネジメントコースでは学生および教員の海外交流をより一層活発に進めたいと考えています。

本イベントの詳細はこちら

【本件問い合わせ先】
大学院環境生命科学研究科 教授 前田守弘
TEL: 086-251-8993

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