国立大学法人 岡山大学

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若手トップリサーチャー研究奨励賞 鈴木教授、小島助教を表彰

2023年03月14日

 本学は、優れた業績を挙げた若手研究者を顕彰する「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」の文系受賞者に文明動態学研究所の鈴木真太郎教授、理系受賞者に学術研究院医歯薬学域の小島慧一助教を選出し、2月21日に本部棟第2会議室で表彰式を行いました。
 鈴木真太郎教授は、形質/法医人類学と考古学を合わせたBioarchaeologyという先進の研究分野を初めて岡山大学に導入し、人骨から当時の人々のライフスタイルや社会の在り方を復元することで、世界的に注目される古代文明「マヤ」の実態解明に挑んでいます。異分野融合の研究成果を公表された国際共著論文をはじめ、多数の論文や著書を発表されていることや文明動態学研究所の国際的な研究拠点の形成に貢献されるなどの活動も高く評価されました。
 小島慧一助教は、光受容タンパク質・ロドプシンの包括的研究を行っており、動物由来のロドプシンを対象に、その分子特性に着眼した生体機能の分子基盤の解明や、さらに研究対象を微生物由来のロドプシンへと拡大し、新奇的なロドプシン分子の発見や作動原理の解明、多様な生体機能を対象とした新しい光操作ツールの開発などに取り組んでいます。多くの革新的成果は、多数の論文や競争的資金の獲得に繋がり、季刊「生命誌」や日経新聞、科学新聞などのメディアで紹介されるなど、次世代の科学界を拓く若手研究者として注目されています。
 式では、槇野博史学長が表彰状と記念品を手渡し、那須保友理事・副学長(研究担当)とともに和やかな懇談会を行いました。槇野学長は「今回の受賞がゴールではないので、これを一つのきっかけとしてさらに研究を深めていただき、更なる高みを目指してほしい。岡山大学は、研究大学として、さらなる研究力強化と発展を目指しているので、次世代を担う若手人材の中心として、社会的・国際的にもさらにご活躍してほしい」と激励しました。
 同賞は国際的に活躍できる若手研究者の育成を図るため、平成19年度に創設。研究成果や競争的研究費獲得状況、将来性などを評価基準に、学内で慎重に審査し、受賞者を決定しています。

【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課
TEL:086-251-7118

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