本学は、4月7日、岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループ（WG）の第2回会合を開催しました。
このWGは、岡山地域での半導体に関する研究・教育を推進するため、2023年3月1日に設立されたもので、　第2回会合では、本学の研究者に加え、岡山県立大学、岡山理科大学、経済産業省など半導体に関係する大学や官庁が参加し、人材育成コースのカリキュラムづくりをテーマとしました。
　会合では、経済産業省中国経済産業局地域経済部製造・産業情報課の平山智康課長が、半導体をめぐる最新の情勢を解説するとともに、本WGへの期待を表明しました。その後、学術研究院ヘルスシステム統合科学学域医療機器医用材料部門長の紀和利彦教授が人材育成コース開設に向け、その開始時期、対象とする学生像などについて提案し、参加者による活発な議論が行われました。
　議論の結果、以下のことについて合意しました。
・7月を目標にキックオフワークショップを開催し、半導体事業の魅力を伝える企業講演を実施すること
・10月を目標に大学院初年次向けの講義（実習付き）の開講をめざすこと
・初年度である令和5年度から、全講義と実習双方の参加者には単位を与える方向で検討すること
・本学以外の学生・企業の方も聴講できるよう配慮すること
・半導体が専門ではない院生や聴講者にも興味を持ってもらえるよう企業等による講義の実施も検討すること

　今後は、第1回会合に参加いただいた企業の方々にも議論に入加わっていただきながら、岡山大学及び岡山地域での半導体人材育成を進めるとともに、半導体研究の活性化を推進していく予定です。

○研究推進機構は、本学学生・教職員と企業・地域のみなさまとの交流を推進しています。ご関心をお持ちの方は、以下お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究推進機構
E-mail：kikou◎adm.okayama-u.ac.jp
　※@を◎に置き換えています。