国立大学法人 岡山大学

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谷岡真樹准教授(医)がAMED「令和5年度医療機器等研究成果展開事業(チャレンジタイプ【男性の若手研究者・女性研究者(年齢制限なし)対象】)」に採択

2023年04月24日

 本学学術研究院医歯薬学域(医)AI人材養成産学協働プロジェクトの谷岡真樹准教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和5年度医療機器等研究成果展開事業(チャレンジタイプ【男性の若手研究者・女性研究者(年齢制限なし)対象】)」に採択されました。
 同事業タイプは、科学研究費補助金(科研費)などによる学術研究と医療機器等研究成果展開事業の開発実践タイプとのギャップをつなぐ事業として、①臨床上解決したい課題の大まかな設定ができている、②理論や基礎研究では一定の成果があることを説明できている、③既存品の改造等ではなく新しい発想やアプローチを検討している、の3つの要件を満たす医療機器・システムのシーズに対して、医療機器の初号試作機作製等の機会を提供し、本格的な医療機器開発プログラムへの橋渡しを行う若手研究者登用支援の事業です。
 谷岡准教授は「肺音解析を用いた非侵襲で簡便な胸膜癒着のAI判別機器開発」の研究開発課題名のもと令和5年度の1年間、研究開発代表者(チームリーダー)として研究チームを率いることになります。
 今回の採択を受けて谷岡准教授は「本研究は呼吸器外科教授の豊岡伸一先生にご支援いただきながら、医療AIコース大学院生の石村昴誠先生、共同研究先であるAMI株式会社とともに、医療ニーズの洗い出しから始めて取り組んできたAI課題です。今後1年ですでに開始した臨床試験を完遂し、本AMED事業の開発実践タイプに発展させて参ります」とコメント。今後の研究活動に意欲を見せました。
 本学は、文部科学省の「令和2年度 保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト」へ、東北大学(主幹校)、北海道大学(連携校)と協力申請し、「『Global×Localな医療課題解決を目指した最先端AI研究開発』人材育成教育拠点」に採択されており、精力的にAI医療分野の教育研究、人材育成等を推進しています。今後も本学は、強みのひとつである医療系研究分野の更なる強化促進を図り、研究力向上・イノベーション創出を加速させていきます。また、AI技術開発が目覚ましく進む中で、医療やヘルスケアなどの分野における当該技術開発の応用や安全安心して利用できる環境整備などを我が国屈指の医療機関である岡山大学病院のとともに図り、すべての人々の幸福(well-being)を満たせるように精力的に活動します。谷岡准教授をはじめ、今後も地域中核・特色ある研究大学である岡山大学にご期待ください。
 なお、本件は2023年4月19日にAMEDのホームページに掲載されました。

<参考>
文部科学省保健医療分野におけるAI研究開発加速に向けた人材養成産学協働プロジェクト「『Global×Localな医療課題解決を目指した最先端AI研究開発』人材育成教育拠点」

【本件問い合わせ先】
学術研究院 医歯薬学域(医)AI人材養成産学協働プロジェクト
准教授 谷岡真樹
E-mail:pdq249jj◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://www.nigeka-okayama-u.jp/breast/staff/?id=tanioka

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