6月9日、岡山県内の経済団体・企業ら68機関で構成される「岡山大学研究協力会」の理事会・総会が本学津島キャンパス共育共創コモンズ(OUX)で開催され、本学の那須保友学長と、同会と関連が深い事業を所掌する三村由香里理事(企画・評価・総務担当)、菅誠治理事(教学担当)・上席副学長、阿部匡伸理事(デジタルトランスフォーメーション・グリーントランスフォーメーション担当)・上席副学長が登壇し、それぞれの所信について表明しました。
那須学長は、本年度からの学⻑就任に際して掲げた「不易流⾏の⼤学経営」というビジョンについて解説し、研究分野においては、若手、中堅、シニアが感動と高揚感を感じ誇りと希望を持ち、研究に打ち込める場づくりを時代が変わろうとも変えてはいけない「不易」、政策や地域等の連携による 「岡大でしか成し得ない研究」の強力な推進を時代の変化や社会の要求に応える形で変化させていかねばならない「流行」と定義。その実現に向け、研究戦略を学内にヒト、モノ、資金などを集積し、専門知を蓄積させて拠点化することで、アカデミアとしての研究力向上とイノベーション創出を図る「内なる場の形成」から学内から人々が住む街という「舞台」へ出て、産学官民それぞれの専門知を融合させた総合知をもって協働で事に当たり、街・社会・地域を共に創りあげていく「外なる場の形成」へと転換すると述べ、今後は教育・社会貢献・大学運営においても、本学に関わる過去・現在・未来の方々の物心両面の幸せ(well-being)を追求した大学法人経営を行い、地域と地球の課題解決を通して人類社会の持続的発展に貢献する誇りと希望に満ちた「誇りと希望の学都」を創成すると所信を表明しました。
続いて、各理事からの所信として、三村理事は、専任コーディネーターの配置などによる地域連携の強化を、菅理事は、地域への就職に関する課題の解決への取り組みを、阿部理事は、DXを軸とした本学の地域課題解決の促進をそれぞれ表明しました。
所信表明に先立って行われた研究協力会理事会・総会では、学生や研究者との交流促進のための新たな取り組みなどを柱とする令和5年度事業計画が承認され、産業界と本学の密接な連繋・協力をさらに深めていくことが改めて確認されました。
※岡山大学研究協力会とは
岡山大学研究協力会は、おかやま地域をはじめとする産業界と岡山大学の密接な連繋・協力をすすめる、個人・法人が組織する団体です。
産業界と岡山大学の密接な連繋・協力でイノベーションを創発することによって、個性豊かな地域産業をさらに活性化、高度化することを目的としています。
「産業界と岡山大学の人的交流を含む情報交流の推進」、「産業活性化に役立つ講演会や研修会の開催」、「岡山大学との共同研究や受託研究を含む、各種の連携の支援」、「岡山大学と地域の連携に関する情報発信」などを行います。
詳細は以下URLをご確認ください。
https://ou-research.jp/
【本件問い合わせ先】
岡山大学研究協力会
TEL:086ー251ー7151
E-mail:k-kyoryoku◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
那須学長らが岡山大学研究協力会理事会・総会で所信表明
2023年06月14日