国立大学法人 岡山大学

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岡山大学総合技術部のさらなる進展に向けて山口大学総合技術部との意見交換会を実施

2023年06月30日

 本学では、本年4月に教育研究系技術職員を集約・組織化し「岡山大学総合技術部」を新設し運用を開始しました。今回、発足後3カ月が経ち、部の組織運営等を技術職員組織自らが行い、大学法人運営の一輪を担える体制を構築するため、6月21日に総合技術部の田村義彦部長と同部機器分析・動植物資源技術課の石井誠課長らが山口大学総合技術部を訪問し、意見交換と情報収集を行いました。同大学総合技術部は、2021(令和3)年度から技術職員を全学組織化し、キャリアパス等を整備しています。これらの取り組みは本学と類似していることが多い点から今回の訪問となりました。
 訪問の午前は、同大学宇部地区常盤キャンパス(宇部市常盤台)において、山口大学総合技術部の河元信幸部長から同大学総合技術部の発足から現在に至るまでの経緯と課題等に関する説明が行われました。また、本学総合技術部について、設計製作・社会基盤技術課の堀格郎課長が説明を行いました。意見交換では、山口大学から、総合技術部の部課長間の相互連携によって技術職員のスキルアップとキャリア形成に取り組むこと、高度専門技術者育成プログラムの共同開発や連携機関で技術職員間の研修等を合同開催するなどの提案があり、前向きに進めることとなりました。
 午後は本学研究協力課のメンバーも加わり、山口地区吉田キャンパス(山口市吉田)を訪問。上西研理事・副学長(学術研究担当)を表敬訪問した後、同大学リサーチファシリティマネジメントセンターを訪れ、渡邉政典事務室長からセンターの体制や機能について紹介が行われました。その後の意見交換では、研究設備・機器共用推進に関する情報収集等を行いました。さらに先方のご厚意により機器分析実験施設を見学。共用機器や機器更新に関する現状の視察と意見等を得ることができました。
 山口大学総合技術部では、高度人材育成プログラムや保有技術の可視化を構築。技術職員の高度化に向けた取り組みや学内外に情報発信を積極的に実施しており、本学総合技術部においても社会と大学を繋ぐための情報発信等の重要性を認識できる点であり、人材育成や人的リソースの一元管理等など早急に取り組むべき課題を再確認することができる、有意義な機会となりました。
 今回の意見交換について本学の那須保友学長は「今回の交流が参加者らにとってよい刺激になったこと、山口大学の皆様に厚く御礼を申し上げます。大学における技術職員の組織化やキャリア形成の充実などは地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の活動において重要な点です。先進的な取り組みを参考に、しっかりと岡山大学総合技術部を進化・充実させていきます」とコメント。また総合技術本部長を担う佐藤法仁副理事(研究・産学共創総括担当)・副学長は「技術職員の皆さんが自ら変えていこうとするポジティブな変化を執行部がしっかりと受け止め、柔軟に事を進めて行くことが大切だと思います。今回の意見交換で得られた点を本学に見合うようにカスタマイズし、岡山大学総合技術部の独自性を皆さんと共に築き挙げていきます」とコメント。今回の得られた点を総合技術部の運用に活かしていくこととなりました。
 本学総合技術部では、今後も積極的に情報収集を行い、同部が学内だけではなく、広く学外にも認知され、「地域中核・特色ある研究大学:岡山大学」の一翼を担う価値ある存在となるよう全学的な戦略のもと、さまざまな取り組みを進めていきます。今後も岡山大学総合技術部の取り組みにご期待ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部 事務担当
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。

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