国立大学法人 岡山大学

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岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループキックオフ講演会「半導体の歴史から次の戦略を考える」を開催

2023年07月31日

 本学は7月25日、「半導体の歴史から次の戦略を考える」と題し、岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループ(WG)キックオフ講演会を開催しました。
 昨年来の半導体危機や経済安全保障状況の変化に対応し、日本政府は半導体産業及び技術研究の強化に乗り出しています。本WGは、本学のリソースを活用し、主として岡山地域での半導体研究・人材育成を促進して地域経済の発展に寄与することを目的として今年度設立。現在、今年度下期からの教育コース開設に向けた準備を進めており、この講演会は大学院生、社会人など参加対象者に対して教育コースをPRするために開催したもので、学生・社会人ら110人が参加しました。
 本学の菅誠治理事(教学担当)・上席副学長による開会あいさつに続き、学術研究院ヘルスシステム統合科学学域医療機器医用材料部門長の紀和利彦教授が開設予定の教育コースについて紹介した後、傳田アソシエイツ株式会社代表取締役の傳田信行氏による特別講演が行われました。
 傳田氏は、自身のインテルジャパン株式会社社長時代の経験などをもとに、半導体黎明期で日本人が果たした役割の大きさと顧客志向でのマーケティング及び不連続な破壊的イノベーションの重要性について解説。ビジネスの当事者によるリアリティあふれる話に、詰めかけた参加者は熱心に耳を傾けていました。
 続いて、県内外の半導体関連企業5社(マイクロンメモリジャパン、タツモ、フェニテックセミコンダクター、フェムトデプロイメンツ、エスタカヤ電子工業)からの参加者がそれぞれの企業・事業について紹介した後、経済産業省中国経済産業局の下出政樹地域経済部長からの閉会あいさつでは、本WGの活動に期待する旨のエールが送られました。
 引き続き行われた交流会では、参加者による学生・社会人・教員の垣根を越えた意見交換が行われ、参加者からは「半導体業界への興味・理解が深まった」、「非常に興味深い話が聞けた」などの意見とともに、「10月からのコースを是非受講したい」との声もあがりました。
 本学は今後、本WGを基盤とし、岡山大学及び岡山地域での半導体研究と人材育成を推進してまいります。

○研究推進機構は、本学学生・教職員と企業・地域のみなさまとの交流を推進しています。社会人の方で本半導体教育コースを聴講したいなどのご関心を持ちの方は、以下お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究推進機構
E-mail:kikou◎adm.okayama-u.ac.jp
 ※@を◎に置き換えています。

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