国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

「先端半導体テクノロジー」コースの第1回企業講演を実施

2023年11月20日

 本学は、10月5日「先端半導体テクノロジー」コースを開講しました。本コースは、大学院博士前期課程の1年次を対象とした単位認定コースと、学外の社会人等を対象とした公開講座を並行して開催するもので、岡山大学半導体研究教育推進ワーキンググループ(WG)が4回の議論を重ねて準備し、これまでに半導体に関連する本学教員や岡山県立大学の伊藤信之教授、岡山理科大学の笠展幸教授による講義を5回実施しています。
 11月9日には第1回の企業講演を行い、マイクロンメモリジャパン株式会社の佐藤仁氏、ルネサスエレクトロニクス株式会社の住近勇輝氏が講師として登壇しました。
 この講義には、社会人30人を含む約60人が参加。両講師は、半導体が現代の生活や国家安全保障にも欠かせないものであることや、半導体産業はまだこれからも成長していく産業であることなどを動画などを用いて講義しました。
 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)調査事業として中国経済産業局などとともに実施したアンケートでは非常に好評を博し、学生からは「半導体によって自身の生活がより快適になるだけでなく、人々の生命を守る鍵にもなり、発展させていく必要があると思いました」「これまでも半導体について様々な講義を受けてきましたが、具体的に社会とどうつながるのか不明瞭でした。今回受講してSociety5.0の根底となるような知識を得ることができると感じ、さらに興味が湧いてきました」など、自身の勉強・研究内容と半導体業界の距離の近さを実感できたとのコメントが寄せられました。また半導体関連企業に勤める社会人参加者は「半導体が拓く未来を語っていただき、興味深く聞けました」と話しました。講師からは「聴衆の反応が良く、岡山大学の学生の真面目さ・丁寧さ・熱心さを登壇中に感じました。私自身も他大学で同じような機会をいただいたことがありますが、エンジニアとしての好奇心を持っている方が多いと感じました」との感想がありました。
 今後も、本学教員による講義のほか、2回の企業講演(12月14日:日亜化学工業、2024年2月1日:岡山県内企業3社(タツモ、エスタカヤ電子工業、フェニテックセミコンダクター))を予定しており、本WGの狙いである、本学及び岡山地域での半導体人材育成を進めるとともに、半導体研究の活性化を推進していく予定です。

〇研究推進機構は、本学学生・教職員と企業・地域のみなさまとの交流を推進しています。ご関心を持ちの方は、下記問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究推進機構
E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
 ※@を◎に置き換えています。

年度