国立大学法人 岡山大学

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腸健康科学研究センターの看板除幕式を開催

2024年04月12日

 本学は本年4月に全学センターとして「腸健康科学研究センター」を設置し、4月9日に同センターの看板除幕式を薬学部1号館玄関前において挙行しました。
 腸疾患は罹患率の最も高い疾病の一つであり、全世界では下痢症などの急性腸疾患によってエイズやマラリアを上回る150万人が死亡しています。一方、わが国では潰瘍性大腸炎などの慢性腸疾患が増加しています。
 このような社会情勢を鑑み、本学の研究マネジメント体制のもと、多分野統合型の研究体制・組織を構築し、人(患者と健常者)のデータを利活用した網羅的な腸研究を推進し、社会実装へ繋げ、腸と人の健康増進に貢献すること目指し、本センターを設置しました。本センターは活動目的として、①腸に関する研究リソースの統合及びデータ活用による網羅的な腸研究の推進、②学際的な共同研究体制の強化と国際的な急性腸疾患アウトブレークへの備え、③慢性腸疾患及び腸内フローラ関連疾患の病態生理の国際的視点からの解明、④将来的な腸疾患研究や腸健康科学研究の中核を担う若手研究者等の人材育成、の4つを掲げています。
 除幕式セレモニーでは、那須保友学長、成瀬恵治センター長(大学院医歯薬学総合研究科長)、三好伸一副センター長による除幕で、新たな看板がお披露目されました。その後、那須学長、成瀬センター長からあいさつがあり、那須学長からは、「腸健康科学研究センターが、これまで行ってきた腸管感染症の研究をはじめ、本学における腸に関する研究のリソースの融合を行うことで、本学の強みとして成長することを期待しています」と激励の言葉がありました。

【本件問い合わせ先】
腸健康科学研究センター 副センター長
学術研究院医歯薬学域 教授 三好伸一
TEL: 086-251-7966

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