本学学術研究院医歯薬学域(薬)の上原孝教授が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「令和5年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業 追加公募(2次)」に採択され、4月26日にAMEDのホームページに掲載されました。
同事業は、感染症から国民及び世界の人々を守り、公衆衛生の向上に貢献するため、感染症対策の総合的な強化を目指すものです。そのために国内外の感染症に関する基礎研究及び基盤技術の開発から、診断法・治療法・予防法の開発等の実用化研究まで、感染症対策に資する研究開発を切れ目なく推進することを目的としています。
今回、上原教授は「COVID-19罹患後症状対策に資する研究」における「COVID-19罹患後症状に対する治療法の研究開発」の区分において、「DNAメチル化酵素のS-ニトロシル化修飾を特異的に抑制する低分子化合物を用いた新型コロナウイルス感染後遺症治療法の開発」の研究開発課題名のもと採択されました。
今回の採択を受けて上原教授は、「今回、昨年に引き続き採択していただきました。本年はこれまでに得てきた知見をさらに発展させ、本学医学部・国立医薬品食品衛生研究所・名古屋市立大学と密接に連携し、私たちが開発した低分子化合物の新型コロナウイルス感染後遺症への薬効について明らかにしていきたいと考えています」とコメント。今後の研究活動に意欲を見せました。
岡山大学病院では、新型コロナウイルス感染症に対する診療や調査研究等を精力的に実施しています。また、専門外来である
【本件問い合わせ先】
学術研究院 医歯薬学域(薬)教授 上原 孝
TEL:086-251-7939
薬学部 大学院医歯薬学総合研究科 薬効解析学HP
上原孝教授(薬)がAMED「令和5年度新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業」に採択
2024年05月07日