岡山県内の経済団体・企業など75機関で構成される岡山大学研究協力会^*1の理事会・総会及び併催イベントが6月27日に本学津島キャンパスの創立五十周年記念館金光ホールで開催され、併催イベント内で本学教員・学生が産学官連携活動について発表しました。
　このイベントは、同会が企業と大学との垣根を低くすることを目的に企画したもので、最初に、同会が実施した「令和5年度産学共創促進チャレンジ事業」の採択者による発表が行われました。本学からは学術研究院医歯薬学域の長谷井嬢特任准教授と中原龍一特任講師が登壇し、長谷井特任准教授はデジタルツイン、中原特任講師は大規模言語モデルを活用した産学連携プロジェクトの取り組みについて発表しました。
　続いて、本学グローバル・ディスカバリー・プログラム（GDP^*2）の学生有志による多文化交流フードイベント「The World Kitchen」実行委員会委員長の岡田栞那さん（GDP2年）が登壇。岡田さんはGDPに所属する多国籍の学生が「The World Kitchen」をはじめとする、多文化交流による地域活性化に向けた活動に取り組んでいることをプレゼンテーションし、同会からは同実行委員会を支援する旨が表明されました。
　なお、研究協力会理事会・総会には会員機関から約50人が参加し、学生や研究者との交流促進のための新たな取り組みなどを柱とする令和6年度事業計画が承認されるとともに、産業界と本学の密接な連繋・協力をさらに深めていくことが改めて確認されました。
　
^*1岡山大学研究協力会とは
　岡山大学研究協力会は、おかやま地域をはじめとする産業界と岡山大学の密接な連繋・協力をすすめる、個人・法人が組織する団体です。
　産業界と岡山大学の密接な連繋・協力でイノベーションを創発することによって、個性豊かな地域産業をさらに活性化、高度化することを目的としています。
　「産業界と岡山大学の人的交流を含む情報交流の推進」、「産業活性化に役立つ講演会や研修会の開催」、「岡山大学との共同研究や受託研究を含む、各種の連携の支援」、「岡山大学と地域の連携に関する情報発信」などを行います。

^*2グローバル・ディスカバリー・プログラム（GDP）とは
　GDPは、世界中から集まる留学生、帰国生などと英語を共通言語として一緒に学ぶ国際プログラムです。学部・学科の枠にとらわれない、自由で実践的な学びを通してグローバルに活躍できる人材を育成しています。


【本件問い合わせ先】
岡山大学研究協力会
TEL：086-251-7151
E-mail：k-kyoryoku◎okayama-u.ac.jp
　　　　※@を◎に置き換えています。