国立大学法人 岡山大学

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産官学で連携したオールジャパンの人財育成に向けて「研究基盤EXPO2025」を幹事校として開催

2025年02月14日

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は1月23、24日に「研究基盤EXPO2025」を津島キャンパス創立五十周年記念館での対面とオンライン配信のハイブリッド形式で開催しました。本学での開催は、昨年、鹿田キャンパスのJホールで開催した「研究基盤EXPO2024」に続き、2年連続となります。
 主催したメインシンポジウムは「研究基盤エコシステム~先端研究設備・機器の整備、人財、利活用、開発の好循環とは~」をテーマとし、総合技術部や研究・イノベーション共創管理統括部の有志による協働で開催。初日はオンラインとあわせて490人が参加しました。
 オープニングでは、一般社団法人研究基盤協議会の江端新吾会長に続いて、共催した文部科学省の井上諭一科学技術・学術政策局長があいさつしました。また、同協議会の岡征子副会長が、1月23~30日に開催された「研究基盤EXPOウィーク」のプログラムを紹介しました。
 第一部「第4回研究基盤協議会シンポジウム」では、主催校として、本学の那須保友学長が開会あいさつ。続いて研究基盤協議会の活動報告が行われ、最後に株式会社島津製作所の田邊彩乃主任から最新技術情報と研究基盤戦略に関する講演が行われました。
 また午後には研究基盤エコシステムの形成に向けた事例紹介と取り組みに関するポスターセッションが開催されました。オンライン参加の方とも情報共有できるようにポスターセッション会場からの生中継を行い、出展された企業や大学の方のインタビューを配信。中村有里技術専門職員がインタビュアーを務め、ポスター出展の皆さんにテーマの狙いや各大学・企業の取り組みついて掘り下げて質問し、これまでにない新しいポスターセッションが行われました。
 続いて開催された第二部「技術と人財の交差点~産学官連携の可能性を探る~」では、産官学で連携した技術人財育成サイクルの構築に向けた情報発信をメインに田村義彦総合技術部長の講演とともに本学と関わりのある産官学(日本電子株式会社、PMI日本支部、早稲田大学、津山工業高等専門学校、岡山県工業技術センター)のメンバーらが登壇。研究基盤の要となる技術人財にスポットを当て、育成方法や利活用等の好事例の紹介や現在の課題について講演しました。パネルディスカッションでは、相互に連携して実施できる取り組みや人財育成について活発な意見交換を行い、技術職員だけでなく、事務職員、URA、教員などと連携したチーム共用としての人財育成に繋がる今後の方向性について共通認識を深め、モデレーターを務めた佐藤法仁総合技術部本部長からも今後の人的交流に関する提案が行われました。
 1月24日の研究基盤協議会「共創の場」シンポジウムでは、第一部に技術職員コンソーシアム「TAMARIBA」の企画で、本学研究・イノベーション共創機構機器共用推進本部の畑中耕治本部長が「ヘリウム未来革命:資源循環で築くサステナブルジャパン」に登壇。第二部の若手ネットワーク企画では、総合技術部の中野知佑サイテックコーディネーターが「現場を紡ぐ 若手ネットワークの挑戦」に登壇し、それぞれのテーマに沿った講演とパネルディスカッションにて、活発に意見交換を行いました。また、1月29日に東京科学大学で開催された技術者人材育成のTCカレッジシンポジウムでは、TCカレッジマネジメント系TCコース受講生の石原すみれ技術専門職員が総合司会を務めました。
 本学総合技術部は全学の技術職員の連携を深めるとともに、技術職員の活躍の場を持続的に拡大しつつ、スキルアップを図ることにより、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の教育・研究活動などのパートナーとして取り組みの強化を推進していきます。今後も岡山大学の絶え間ない挑戦とそれを担う技術職員の活動にどうぞご期待ください。

<参考>
研究基盤EXPO2025(一般社団法人研究基盤協議会)
岡山大学シンポジウム「チーム共用による技術職員組織構築の過去・現在・未来」を開催(2024年度開催) 
岡山大学シンポジウム「チーム共用による技術職員組織構築の過去・現在・未来」〔動画〕(2024年度開催)


【本件問い合わせ先】
岡山大学総合技術部事務室
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP

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