国立大学法人 岡山大学

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グローバル・ディスカバリー・プログラム生2人がIMF主催マクロエコノミスト養成プログラムに参加

2025年04月22日

 本学グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)グエン・カ・マンさん(3年)とレ・マイ・タンさん(4年)が、国際通貨基金(IMF)アジア太平洋地域事務所主催の第23回マクロエコノミスト養成プログラムに選抜され、東京で開催された3日間(3月26〜28日)のプログラムに参加しました。
 同プログラムは、IMF加盟国の経済動向を監視する業務を模擬する形で構成されており、約20人の参加者が、IMFによる調整プログラムの枠組みを活用しながら、マクロ経済分析の理解を深め、国家経済の安定性や将来のシナリオ、潜在的な脆弱性、そして構造的な政策改革の可能性について評価しました。
 参加者たちは、国家経済を「実物経済部門」「対外部門」「財政部門」「金融部門」の4つの主要部門に分けて分析し、各部門間の相互関係やある部門での政策決定が、他の部門にどのように影響を与えるかなどを、ラオスとマレーシアの事例を通じて学びました。他にもスリランカのIMF調整プログラムで見られた政策上の複雑なトレードオフなど、幅広い政策課題について議論しました。最終日には参加者がグループに分かれ、タイまたはベトナムの経済状況や今後の見通し、リスクを分析し、政策提言を行いました。
 ベトナム出身のグエンさんとレさんは「マクロ経済動向の監視や政策形成が国際機関でどのように行われているのかについて、貴重な知見を得ることができました。ワークショップは日本語で進行されたため当初は緊張もありましたが、国際金融機関の現場やIMFで働く専門家たちの姿に触れる中で学びの面白さを実感していきました。今回得た経験や知識を、今後の学びに生かしていきたいです」と語り、貴重な機会への感謝と今後の抱負を述べました。

【本件問い合わせ先】
グローバル・ディスカバリー・プログラム事務室
電話番号:086-251-7915
E-mail:info_discovery◎adm.okayama-u.ac.jp
 (◎を@に変えてください)

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