本学惑星物質研究所は、3月4、5日、鳥取県東伯郡三朝町のホテルにおいて、国際シンポジウム2025「MISASA Ⅷ “Future Planetary Exploration: Understanding of Planetary Surface Environments and Habitability”」を高等先鋭研究院システムの一躍を担う研究所としてJ-PEAKSとの共催で開催し、国内外から大学院生16人を含む63人が参加しました。シンポジウムは、月面や火星表面といった地球外環境の理解に加え、そのような環境での将来の長期滞在の可能性を探ることを共通の目標としており、惑星科学に関連するさまざまな分野の研究者が最新の知見を持ち寄り情報交換しました。
シンポジウムでは、招聘者として東京大学の杉田精司教授やLaboratory of Planetology and Geodynamics in Nantes(フランス)のMangold Nicolas教授が講演し、最新の月惑星探査や室内実験などから得られた多様な研究成果をもとに活発な議論を交わしました。さらにこれらの議論を通じて、今後国際的に活発化する惑星探査研究に向けて、同研究所が重点的に取り組むテーマの一つである「惑星表層環境科学」をどのように発展させるべきか、その方向性について共有しました。
また、シンポジウム初日に行われたバンケットは、本学の那須保友学長の乾杯で開宴。鳥取県中部総合事務所の木本美喜所長、三朝町の松浦弘幸町長も来賓として出席し、シンポジウムに続き、活発な議論と交流が行われました。
【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院先鋭研究領域(惑星物質研究所)
教授 亀田 純
TEL:0858-43-3773
国際シンポジウム2025 MISASA Ⅷ “Future Planetary Exploration: Understanding of Planetary Surface Environments and Habitability” を開催
2025年04月24日