国立大学法人 岡山大学

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未来共創に向けた熱い挑戦!PSI GAPファンド ステップ1「DemoDay2025」に本学研究者が登壇

2025年05月01日

 本学が参画する中国・四国地域の大学によって構成される大学発スタートアップ創出プラットフォーム「Peace & Science Innovation Ecosystem(PSI)」(事務局:広島大学)は4月28日、広島市で「GAPファンド ステップ1 DemoDay2025」を開催し、本学から、学術研究院医歯薬学域の能勢直子助教、長谷井嬢教授、教育学域の寺澤孝文教授の3人が登壇しました。
 PSI GAPファンドは、科学技術振興機構(JST)の支援のもと、有望な技術シーズの社会実装を加速させることを目的に、資金提供に加え、起業に向けたアクセラレーションプログラムや伴走支援、グローバル展開支援などを一体的に行う仕組みで、起業に向けた検証段階を支援する「ステップ1」と、起業準備やライセンス展開に向けた「ステップ2」で構成されています。
 本イベントは、2024年度にGAPファンドステップ1に採択された研究者たちが、自らの研究開発課題の活動成果を発表し、未来を共創する産業界・投資家などのパートナーとの出会いを目指す場として企画されたものです。
 能勢助教は、神経芽腫やパーキンソン病、心不全といった疾患の高精度診断を可能にする新規PETトレーサーの開発について発表し、医療現場の負担軽減やコスト削減に寄与する技術の社会実装に向けた意気込みを示しました。
 長谷井教授は、生成AIを活用し患者に寄り添うメンタルヘルスケアアプリの開発について紹介し、医療現場での活用を起点に、広く社会に展開していくビジョンを語りました。
 寺澤教授は、1日5分の「マイクロステップ・スタディ」を積み重ねることで学習成果を可視化し、学びの意欲を高める新たな教育支援システムの構築に向けた取り組みを発表しました。
 講演終了後には、各採択者によるポスターセッションも実施され、参加者との間でさらに深い議論や意見交換が展開されました。
 本学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部を中心に、技術シーズやビジネスプランの事業化に向けたアドバイスや経営相談先の紹介など、起業を志す教職員・学生への多角的な支援を行っています。ベンチャー企業の設立にご関心のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

※2025年度のPSI GAPファンドの公募が近日中に開始される予定です。本学では、研究・イノベーション共創機構スタートアップ・ベンチャー創出本部が応募準備から申請、事業化に至るまで伴走支援を行っております。関心のある方は、ぜひ以下までお問い合わせください。

【お問い合わせ先】
岡山大学 研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
(※メール送信時は◎を@に置き換えてください)

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