国立大学法人 岡山大学

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“人機一体”の研究基盤を強化推進するために「研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース」が始動

2025年05月07日

 本学は、4月30日に「研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース」(略称:チーム共用)の第1回会合をオンラインで開催しました。
 このタスクフォースは、昨年度まで組織化されていた「機器共用推進本部」を引き継ぎ、研究部門に加えて、総合技術部や総務部、財務部などが参画し、全学体制で運用しています。そして来年度以降に技術職員と研究機器の一体的な運用、いわゆる「人機一体」を進め、より効率的かつ効果的な全学的システムを構築すること等を核に置いています。また、機器共用推進本部からの引き継ぎ業務についても、よりスピード感を持って進めていきます。
 会合の冒頭で、タスクフォース長を務める佐藤法仁副理事・副学長・上級URA・総合技術本部長は「教育研究系技術職員の組織である総合技術部が創部されて3年目となり、皆さんのお力によって研究基盤の強化が着実に進んでいます。主体を研究部門から総合技術部に移管する過程として、機器共用推進本部の引き継ぎも含めて、全学体制で取り組んでいきます。”研究部門や総合技術部の仕事”といった縦割りの視点ではなく、研究基盤は大学法人の経営を支える重要な要のひとつであるという“当事者意識”を持って進めていきたい」とコメントしました。
 会合では、タスクフォース体制と各部門の役割、そして今後の具体的な取り組みの内容の推進方法等について議論が行われました。
 本学では研究基盤の強化は研究力・イノベーション創出の強化のみならず、外部利用推進等における新たなコラボレーションの発生や資金の獲得といった経営的な観点からも重視しています。また従来の学術的な視点だけではなく、学内外の使用者のユーザビリティも重視し、そのための考え方を構成員一人一人が当事者意識を持って対応していくことが求められています。今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(チーム共用)の取り組みにご期待ください。

〇那須保友学長のコメント
 本学は文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択を受けて、技術職員の高度化を含めた研究基盤の強化を推進しています。この取り組みは、技術職員任せ、総合技術部任せでは不十分です。研究基盤のシステムは全学的なものであり、そこには人事、財務、研究などさまざまな部門が関わります。そのため全学体制、かつ当事者意識を持って推進することが重要です。
 また本学では組織的な面から、機器と人員(技術職員等)が一体の組織となっていない課題があります。人あってこその機器、機器あってこその人という相互関係を重視し、“人機一体”の体制へと持っていくために、執行部も当事者意識を持って推進します。ぜひ岡山大学の挑戦にご期待ください。

【本件問い合わせ先】
研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(岡山大学総合技術部 事務室)
E-mail:sougougijutsubu◎adm.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています
総合技術部HP

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