本学の日本人学生7人と留学生14人の合計21人が、全学共通科目の実践型多文化共修授業「留学生と学ぶ:鳥取県三朝町に伝わる陣所「大綱引き」の運営」で鳥取県三朝温泉に伝わる伝統行事の大綱引き「陣所」の準備から本番運営までを、5月2日から3泊4日の日程で体験しました。
「陣所」は、400年以上の歴史を誇り、国の重要無形民俗文化財として認められている貴重な地域行事です。本学は文化庁より「日本遺産サポーター大学」として認定されており、地域文化の継承と発信に協力しています。
今回の授業では、学生たちは地元の住民の方々とともに、川に浸かった藤カズラを引き揚げるところから開始し、東西に分かれてそれぞれが大綱(約80メートル、重量2トン)を作り、大綱を会場まで運び、祭り当日は実際に綱引きにも参加しました。異なる文化的背景をもつ学生同士が、地域の方々と協働しながら、伝統行事の意義や地域コミュニティの力を肌で感じる貴重な機会となりました。
参加学生からは「地域の人々の熱意に触れ、日本文化への理解が深まった」「国や言葉を超えて仲間と協力する楽しさと達成感を味わえた」といった声が寄せられました。
本学は今後も、地域と連携した実践型教育を通じて、多文化共生社会の担い手を育成するとともに、地域文化の保存・継承に貢献していきます。
【本件問い合わせ先】
学術研究院共通教育・グローバル領域
藤本 真澄
TEL:086-251-7313
E-mail:pg3a730c◎s.okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています
力を合わせて大綱引き!三朝「陣所」祭りで地域文化を体験
2025年05月15日