岡山大学では、母体の歯周病が胎児の発育や将来の健康に与える影響を分子レベルで明らかにすることを目指し、学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」の協力によりクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。
妊娠中の歯周病が胎児の成長発育に悪影響を与え、低体重児出産の原因となることが社会問題となっています。「低体重児で生まれてくる子供を少しでも減らしたい!」を、本プロジェクトの主旨としています。
本プロジェクトでは、歯周病由来の「細胞外小胞(エクソソーム)」が胎盤を通過して胎児に到達し、遺伝子発現やエピジェネティックな変化を引き起こす可能性に着目。胎児の肝臓や脳など重要な臓器に与える影響を、妊娠マウスモデルを用いて解析します。得られた知見は、将来的な生活習慣病などのリスク予測や母子保健政策への応用が期待されます。
皆さまからのご支援が、未来の子どもたちの健康を守る新たな科学的基盤をつくること、安心して出産・子育てができる社会を実現することにつながります。
また、今回の研究は、国際的に活躍する若手研究者や留学生の活躍の場を守ることにもつながります。
ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
<プロジェクト概要>
プロジェクト名:口腔健康からつなぐ母子未来プロジェクト
実行者:岡山大学 歯学部・大学院医歯薬学総合研究科 口腔形態学分野
クラウドファンディングページ:クラウドファンディングページ
募集期間:2025年6月4日~7月31日(予定)
目標金額:100万円
使用目的:・細胞外小胞の性質解析に必要な試薬購入
・胎児臓器のエピジェネティック解析に関する研究費
・国際学会発表、論文投稿の支援
・留学生の研究活動支援
※All or Nothing形式(目標金額に達した場合のみ成立)
【ご寄附に関する税制優遇】
本プロジェクトへのご寄附は、岡山大学を通じて「寄附金控除」の対象となります。
法人:全額損金算入可能(法人税法第37条)
個人:所得税・住民税の控除対象(一定条件あり)
※詳細はこちらからご確認ください。
【本件問い合わせ先】
岡山大学 歯学部・大学院医歯薬学総合研究科
クラウドファンディングプロジェクト担当(口腔形態学分野)
E-mail:pe7f4uka◎okayama-u.ac.jp(◎を@に変換してください)
低出生体重児を減らしたい!クラウドファンディング「口腔健康からつなぐ母子未来プロジェクト」~赤ちゃんの健康のために、私たちにできることは何だろう?~
2025年06月17日