6月18日、海外渡航を予定する学生やその関係部局を対象に「危機管理ガイダンスおよび海外留学保険説明会」をオンラインにて開催し、教職員・学生あわせて122人が参加しました。
　ガイダンス開催にあたり、学術研究院共通教育・グローバル領域の大林純子准教授が「住み慣れた日本の日常から離れ、留学生活を送る外国では、予見できないさまざまな危険や問題がつきものです。これから向かう海外での留学生活を想像しながら、出発に備えていきましょう」とあいさつし、留学に向けた心構えを呼びかけました。
　続いて、特定非営利活動法人「海外留学生安全対策協議会（JCOS）」の山岸優氏が登壇。地下鉄火災や路上強盗の実例を紹介しながら、「正常性バイアス」や危機に対する意識の重要性について解説しました。また、24時間365日対応の危機管理サポート「J-TAS」についても紹介し、トラブル時の連絡先や対応フローについて具体的な説明を行いました。参加者は実際のシナリオに対して選択式で回答する形式のワークにも取り組み、緊急時の行動について理解を深めました。
　海外留学保険の説明会では、東京海上日動パートナーズ中国四国・岡山支社の矢吹慈愛氏が、盗難、飛行機の遅延、現地での医療費などに備える「学研災付帯海外留学保険」について詳しく解説。具体的な補償内容や申込方法を紹介し、学生の安全な渡航をサポートする制度の重要性を強調しました。
　最後に、国際教育推進課の事務職員が、留学時に必要となる「海外渡航登録システム」や「VPN接続設定」等の手続きに関する注意事項を案内し、安全な渡航のため、留学に向けた準備を早めに進めていくよう促しました。
　本学では今後も、海外渡航を予定する学生が安全かつ安心して学べる環境づくりに努め、危機管理支援と制度整備の強化を進めていきます。

○ガイダンスの様子はこちらからご覧いただけます。（学内限定）

【本件問い合わせ先】
学務部国際教育推進課
Email: ryugaku◎adm.okayama-u.ac.jp
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