国立大学法人 岡山大学

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附属幼稚園で四足歩行ロボットのデモンストレーション ~大学生が開発したロボットと園児が出会う“世代を超えた学びの場”~

2025年07月15日

 本学は7月11日、附属幼稚園において、四足歩行ロボットを活用した体験型デモンストレーションを開催しました。
 この取り組みは、附属幼稚園を起点に新たな社会的価値を創出することを目的として、本学の学生と地域が連携し、先端技術と探究的な幼児教育をつなぐ実践プログラムとして企画したものです。
 本イベントには、岡山県久米南町での実証実験などで活用しているUnitree社製の四足歩行ロボット「Unitree Go2」に加え、本学の学生たちが自ら開発したオリジナルのロボットも登場しました。
 当日は、本学大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程2年の清水優椰さんが、ロボットの仕組みや開発の背景についてわかりやすく説明。その後、2体のロボットを実際に操作し、デモンストレーションを行いました。真剣なまなざしで説明に耳を傾け、ロボットの動きに歓声を上げながら見入る園児たちと、それを見守る大学生との間で、“世代を超えた学びの交流”が生まれました。
 また、イベントでは、園児たちがロボットと“徒競走”をする企画もあり、元気いっぱいに走る姿に、会場は笑顔と活気に包まれました。さらに、ロボットのコントローラー操作も体験し、園児たちは自分の指示でロボットが動くことに大きな驚きと喜びを感じている様子でした。保護者にとっても、実際にコントローラーを操作するなど、先端技術に親しむ機会となりました。
 今回のような機会を通じて、園児にとっては、最新のテクノロジーに触れる貴重な体験となり、科学やものづくりへの興味・関心を育むきっかけとなりました。一方、大学生にとっても、自身の技術が子どもや保護者にどのように受け止められるかを体感することにより、「人の心を動かすものづくり」を考える契機となりました。
 このように、大学と附属教育機関が連携してできる世代間の学びの循環は、大学生、園児、保護者それぞれにとって有意義な学びの機会となっています。
 岡山大学では、今後もこうした取り組みを通じて、地域に根ざした教育・研究活動を推進していきます。

【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部 舩倉
TEL:086-251-7151
Email: co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
 ※@を◎に置き換えています。

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