国立大学法人 岡山大学

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学生が岡山大学研究協力会理事会・総会サイドイベントで産学官連携・多文化共創活動を発表 ~未来の人材育成と地域共創の最前線を紹介~

2025年07月22日

 7月15日、本学が事務局を務め、岡山県内の経済団体・企業ら85機関で構成される「岡山大学研究協力会」の令和7年度理事会・総会のサイドイベントが、本学津島キャンパス創立五十周年記念館にて開催され、本学学生が現在取り組んでいる産学官連携・多文化共創活動について発表しました。
 同イベントは、産業界と大学の垣根を越えた交流促進を目的に企画されたもので、同会会員企業等の代表者ら約70人が参加しました。
 最初に、本学グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)の学生を中心とする団体「The World Kitchen」実行委員長の岡田栞那さん(GDP4年)が登壇し、留学生や地域住民と連携して実施した多文化交流イベントや、企業と共催したダイバーシティ座談会について発表し、これらの活動により、多様性の尊重や外国人との共生に向けた地域基盤の形成に貢献していることを強調しました。
 続いて、MOSAdemy)代表の本学清水優椰さん(大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程2年)が登壇し、四足歩行ロボット「Unitree Go2」の二次開発とロボット教育の取り組みについて紹介。テクノロジーと教育を融合させた新たな学びの可能性が注目を集めました。
次に、本学卒業生で株式会社CraftZone代表の長谷川健氏が登壇し、在学中に立ち上げた学生向けメディア「OTD」の運用や、地元企業の魅力を動画で発信する「研究協力会TV」の制作実績について発表。SNSを活用した新たな企業認知・採用支援の形を紹介しました。
 最後に特別講演として、本学卒業生であり、株式会社TIMEWELL代表取締役CEOで信州大学特任准教授の濱本隆太氏が登壇し、「AI時代の日本再興戦略」と題して、テクニカルアントレプレナーやグローバル人材の育成、AIと地域産業の融合による新たな挑戦の必要性について熱弁をふるい、参加者の関心を集めました。
イベントの締めくくりには、事務局を代表して本学研究・イノベーション共創機構産学官連携本部の舩倉隆央副本部長が一般社団法人化を目指すという岡山大学研究協力会の将来構想を発表し、参加者からは多くの共感の声が寄せられました。
 なお、サイドイベントに先立って開催された岡山大学研究協力会理事会・総会では、新役員の選任、令和6年度の事業報告・決算、令和7年度の事業計画・予算案が審議・承認され、今後の連携強化への意志が再確認されました。
 サイドイベント終了後には、同会の交流会が産学官民の共創拠点である共創イノベーションラボ「KIBINOVE」にて行われ、大勢の学生たちと会員企業の関係者との間で活発に意見を交換していました。

 
※岡山大学研究協力会とは
 岡山大学研究協力会は、おかやま地域をはじめとする産業界と岡山大学の密接な連繋・協力をすすめる、個人・法人が組織する団体です。
 産業界と岡山大学の密接な連繋・協力でイノベーションを創発することによって、個性豊かな地域産業をさらに活性化、高度化することを目的としています。
 「産業界と岡山大学の人的交流を含む情報交流の推進」、「産業活性化に役立つ講演会や研修会の開催」、「岡山大学との共同研究や受託研究を含む、各種の連携の支援」、「岡山大学と地域の連携に関する情報発信」などを行います。

詳細は以下URLをご確認ください。

【本件問い合わせ先】
岡山大学研究協力会
TEL:086ー251ー7151
E-mail:k-kyoryoku◎okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

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