国立大学法人 岡山大学

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クラウドファンディングプロジェクト公開「メタバースを用いた小児・AYAがん患者交流支援プロジェクト」ご支援のお願い

2025年08月19日

 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科医療情報化診療支援技術開発講座では、この度、クラウドファンディング「メタバースを用いた小児・AYAがん患者交流支援プロジェクト」を開始しました。
 骨肉腫をはじめとする希少がんは、小児・AYA(思春期・若年成人)世代に好発しますが、患者数が少ないため、入院中に同じ病気や境遇にある同世代の仲間と出会う機会がほとんどありません。その結果、多くの患者さんが長期にわたる治療期間中、深い孤独感を抱えながら闘病生活を送られています。
 この状況を少しでも改善したいとの思いから、私たちはメタバース(仮想現実空間)を活用し、全国の病院に入院している患者さんたちが、場所や身体的な制約、あるいは治療による外見の変化などを気にすることなく、アバターを通じて気軽に交流し、悩みや経験を共有できるオンライン上のコミュニティ作りを進めています。この仮想空間は、患者さん同士の交流だけでなく、がんサバイバーとの対話や医療者による情報提供の場としても活用し、患者さんの精神的な負担軽減(メンタルケア)やウェルビーイング向上に繋げることを目指しています。
 現在、岡山大学病院をはじめ、全国の主要ながん治療病院20施設からご協力をいただきながら運用を進めていますが(下図)、この活動を今後さらに安定的に継続・発展させ、より多くの患者さんにこの“繋がり”を届けるためには、メタバース環境の維持・開発、各施設での利用機材の整備、交流イベントの企画運営などに資金が必要な状況です。今回は、参加施設を新たに20施設増やすことを目指し、配布するタブレットと、VRゴーグルの購入などの経費として456万円を目標としています。
 本プロジェクトの趣旨にご賛同いただき、クラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」を通じて、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

●プロジェクト概要
<プロジェクト名>メタバースを用いた小児・AYAがん患者交流支援プロジェクト
<公開ページ> https://readyfor.jp/projects/okayama-metaverse
もしくは、「READYFOR代表ページ」からの検索も可
<募集期間>2025年8月1日~2025年10月30日

※本クラウドファンディングによる岡山大学へのご寄付は、税制上の優遇措置(寄付金控除)の対象となります。いわゆる「ふるさと納税」と同じシステムであり、ご寄付いただいた方には、後日、岡山大学より「寄付金控除証明書」を発行させていただきます。

【本件問い合わせ】
岡山大学学術研究院医歯薬学域(医)
医療情報化診療支援技術開発講座(岡山大学整形外科内)
担当: 長谷井 嬢
TEL:086-235-7273
E-mail:py3g9rcw◎s.okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

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