本学が事務局を務める「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」とBeLive※は、8月5日、「はじめての3Dプリンタ!基礎が身に付く体験セミナー~ひらめきをカタチに~」を岡山大学共創イノベーションラボKIBINOVEにて開催しました。
このセミナーは、産学官の垣根を越えて地域課題の解決や新たな価値創造を目指すオープンイノベーションを推進するため、高校生、企業関係者がデジタル技術を道具として用い、体験の場を通してイノベーションにつながるアイデア創出法を身につけることを目的に、3Dプリンタや3Dモデリングの基礎を学べる実践的なハンズオン形式で実施しました。当日は、企業関係者、大学生、県内外の高校生、中学生、高校教員など約100人が参加しました。
午前中は本学大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程2年でMOSAdemy代表の清水優椰さんが講師となり、3Dプリンタの魅力や可能性を知ることをテーマにした講義およびCADでのモデリング実習を行いました。さまざまな3Dプリンタ技術を学んだあと、NFCタグ埋め込みネームプレートをデザインし、「おかやまテックガレージ(OTG)」で実際に3Dプリントし、アイデアを形にするプロセスを実習しました。
午後からは「妄想3Dプリント素材で未来をデザイン!」をテーマに本学大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程3年で岡山大学DS(データサイエンス)部元代表の池坂和真さんがファシリテートするアイディアソンを行いました。中学生、高校生、大学生、社会人が同じテーブルを囲んで活発な議論を通して既存の枠にとらわれない自由な発想に基づいたユニークなアイデアが多数生まれ、イノベーションの種が生まれる瞬間が随所に見受けられました。
OI-Startでは今後も、産学官の垣根を越えた共創の場づくりを推進し、地域におけるイノベーションの創出に取り組みます。
なお、本イベントは、内閣府「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環としても実施されています。
※「BeLive」は、高校生の持つ柔軟な発想と岡山に根差す企業・団体の力を掛け合わせたSDGsの取り組み・発表を通じ、岡山の新しい未来を創造するプロジェクトです。年間を通してイベントを複数開催し、高校生・教員と企業が関わり合う機会を設け、ともにSDGsに関する課題に挑むことをサポートします。
※おかやまテックガレージ(OTG)は、学生が自由にものづくりや課題解決型プロジェクトに挑戦できる“実験場”として、2024年に本学自然科学系総合研究棟6階に整備された共創拠点です。
※OI-Startでは、産学官連携によるイノベーション創出に関心のある企業・団体・個人の皆さまからの会員参加を随時受け付けています。ご関心のある方は、ぜひOI-Startへのご参加をご検討ください。
【本件問い合わせ先】
OI-Start事務局
(岡山大学自然科学系総合研究棟6F第1区画)
TEL:080-7178-7277、090-7185-8436
E-mail:oi-start◎okayama-u.ac.jp
※@を◎に置き換えています。
「はじめての3Dプリンタ!基礎が身に付く体験セミナー~ひらめきをカタチに~」開催
2025年08月20日