国立大学法人 岡山大学

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日本政府主導の「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」における国連大学主催公式イベント「人工知能とアフリカの高等教育: 持続可能な進歩のためのイノベーションの推進」で横井篤文副学長が基調講演

2025年08月27日

 8月20~22日、横浜市のパシフィコ横浜にて、日本政府が主導し、国連、国連開発計画(UNDP)、世界銀行およびアフリカ連合委員会(AUC)と共同でアフリカの発展について議論する「第9回アフリカ開発会議(TICAD9)」が開催され、アフリカの約50カ国の首脳らが参加しました。20日には、TICAD9テーマ別イベント(公式サイドイベント)として国連大学が主催する「人工知能とアフリカの高等教育: 持続可能な進歩のためのイノベーションの推進」と題するセッションがあり、本学の横井篤文副学長・ユネスコチェアホルダーが基調講演およびパネルディスカッションに招聘参加しました。
 同セッションでは、駐日エジプト大使夫人でAIの専門家でもあるハナン・ファドローン氏が司会を務め、国連大学チリツィ・マルワラ学長をはじめ、エジプト日本科学技術大学(E-JUST)アムル・アドリ学長、国連サスティナビリティ高等研究所(UNU-IAS)評議会フィリップ・オサノ議長が参加。冒頭の国連大学マルワラ学長の開会のあいさつおよび国際連合教育科学文化機関(以下、ユネスコ)教育担当事務局長補のステファニア・ジャンニーニ氏のビデオメッセージに続いて、横井副学長による基調講演が催されました。横井副学長は、ユネスコ本部から認定されたユネスコチェアホルダーの立場から、ユネスコが倫理的で包摂的なAIの実現を目指して、常に世界的な指針づくりの先頭に立ち推進してきたことを紹介しながら、ユネスコが長らく警告してきた「AIは文化的に中立ではない」ことをあらためて訴えました。これは単なる技術的な問題ではなく、デジタル主権と文化的正義の問題であり、こうしたリスクに立ち向かうためには、アフリカ人による、アフリカ人のための(for African, by African)言語技術開発の推進と協力支援の重要性についても訴求しました。その意味で、高等教育機関の存在意義はこれまで以上に高まることと併せて、日本とアフリカの大学連携と人材育成支援の必要性も強調しました。
 続くパネルディスカッションでは、アフリカの大学におけるAI導入の機会と課題、AIを活用した学習ツールの公平なアクセスを促進するための戦略、そして国家開発の優先性と地球の持続性をともにサポートするための政策提言におよびました。
 岡山大学は今後も、持続可能な開発のための教育(ESD)のユネスコチェアを置く大学として、ユネスコが提唱する「ESD for 2030」について「岡山ESD」の取り組みを地域から地球社会へと推進するとともに、AIによる高等教育の発展に寄与していきます。

<参考>
1.国連大学ウェブサイト
TICAD9テーマ別イベント(公式サイドイベント)「人工知能とアフリカの高等教育: 持続可能な進歩のためのイノベーションの推進」
UNU and Egypt Co-host TICAD 9 Thematic Events on Africa’s Digital Future

2.外務省ウェブサイト
第9回アフリカ開発会議(TICAD9)


【本件問い合わせ先】
グローバルエンゲージメントセンター
TEL:086-251-8326(企画部 国際企画課)

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