国立大学法人 岡山大学

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総合技術部が中学校教員向け研修で3Dプリンタ講師を担当

2025年08月29日

 本学総合技術部は、8月1日、岡山県教育委員会主催の「令和7年度中学校技術家庭科研修講座(技術)」を本学津島キャンパス工学部において実施しました。本研修は中学校・義務教育学校・中等教育学校・特別支援学校の教職員を対象に、中学校技術において求められる資質能力を育成するための学習指導と評価の在り方について研修し、指導内容や指導方法の理解を深め、教員の指導力および資質の向上を図ることを目的としています。今回の研修では、岡山県総合教育センターから総合技術部へ講師の依頼があり、設計製作社会基盤技術課の堀格郎課長と尾﨑亮太技術専門職員、藤本幸輝技術主任、教育支援技術課の安信香苗技術専門職員が参加しました。
 本研修では3Dプリンタに焦点を当て、午前の部では総合技術部による、3Dプリンタの方式や製作物の向き・不向き、管理上の注意点などの説明の後、Autodesk社のTinkerCADを用いた3Dモデリング実習や実機での出力の見学を行いました。 参加者は初めて使用する3Dモデリングソフトに苦戦する部分もありましたが、次第に慣れ、課題の3Dモデルを熱心に完成させました。また実機見学では、多くの質問が寄せられ、参加者にとって有意義な情報提供の場となりました。
 午後の部では、里庄町立里庄中学校の守本俊之教諭による中学校技術での3Dプリンタ活用事例紹介や、参加者でのグループワークを行いました。
 岡山県総合教育センター企画部の大守徹指導主事は「3Dプリンタについては、現行の学習指導要領でも使用について触れられ、また、『文部科学省教材整備指針』に示されているにもかかわらず、導入している学校はほとんどありません。コスト面や新たなものに手を出すことへの不安も相まって、結果、“知ってはいるけど使っていない”が現状です。今回岡山大学総合技術部のお力を借りて、何を準備すればよいか、どのように指導すればよいか、のヒントをいただき、現場の教員が教材の整備や授業の実現に一歩踏み出すために背中を押していただけたのではないかと思います」とコメントしました。
 また、3Dモデリングの講師を務めた安信技術専門職員は「昨今の中学校技術教育では、Society 5.0・デジタル社会への対応をはじめ、STEAM教育の推進、SDGsや脱炭素社会の推進など、社会情勢が大きく影響し、取り扱う内容は非常に多様化しています。広がる指導内容をカバーしていくことは、お忙しい先生方にとって大変苦労なさっている点だと思います。本日の研修で、参加者の先生方に多くの実りがあり、さらにその先にいる子どもたちの教育が豊かなものになりましたら幸いです 」と述べました。また、今回の活動について総合技術部本部長である佐藤法仁副理事・副学長・上級URAは「技術家庭科はテクノロジーの進展が激しい分野であり、また原理がブラックボックス化してしまい、『どうしてそうなるのか?』という教育における大切な部分が抜け落ちてしまうこともあるかと思います。今後も技術職員の持ちえるノウハウを社会に還元し、かつスキルアップを図っていきたいと思います」とコメントしました。
 本学総合技術部では、多様な知識とスキルを備えた技術職員がおり、技術研修の講師依頼も対応しています。今後も地域中核・特色ある研究大学:岡山大学と総合技術部の活動にご期待ください。

【本件問い合わせ先】
総合技術部事務室
E-mail:sougougijutsubu◎okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。
総合技術部HP

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