国立大学法人 岡山大学

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三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP):那須学長との懇談会、修了式を開催

2025年09月01日

 本学惑星物質研究所は8月4日、三朝国際学生インターンシッププログラム(MISIP;Misasa International Student Internship Program)の一環として、那須保友学長との懇談会を開催しました。懇談会には、インターンシップ学生8人と研究所内の大学院生11人の総勢19人が参加。参加者は、自身の研究内容の紹介や惑星物質研究所での学生生活についてさまざまな意見を交わしました。那須学長は、参加者一人一人の発表や意見に耳を傾け、自身の留学経験を織り交ぜながら今後の研究活動で大切にすべき考え方についてアドバイスしました。懇談会は、時折笑いが交じる和やかな雰囲気の中で進行し、終了後も参加者は那須学長や三村由香里理事(企画・評価・総務担当)と積極的に交流するなど、活発な意見交換の場となりました。参加者からは「那須学長との意見交換を通じて研究所に多くの研究者がいるという利点を再認識できました。多くの研究者からアドバイスをもらい、より自分の研究を良いものにできればと思います」や「惑星研の優れた実験設備を大切にし、現在取り組んでいる高温高圧実験を必ず成功させたいです」といった今後の研究活動への意気込みが数多く寄せられ、研究者としてのモチベーションを高める非常に有意義な時間となりました。
 また、最終日となる8月7日には、研究成果発表会、修了式・送別会を開催しました。研究成果発表会では、インターンシップ学生が、研究所構成員一同を前に、教員や研究グループによる指導のもと約6週間行ってきた研究プロジェクトの成果を発表しました。修了式・送別会では、芳野極惑星物質研究所長より修了証書と惑星物質研究所記念グッズが贈呈され、インターンシップ学生らは、指導教員や大学院生との最後の交流を楽しみました。Veerle Donkerさん(修士1年・Vrije University of Amsterdam)はMISIPを振り返り、「このような素晴らしい機会を与えてくださった岡山大学と惑星物質研究所に感謝しています。指導教員の先生方と共に世界でも著名な研究所での研究活動はとても素晴らしい経験でした。また、研究活動だけでなく、日本の文化や自然に触れ、生涯の友と呼ぶことのできる友人ができました」と感謝の言葉を述べました。
 約6週間過ごした三朝での日々で得た多様な経験や学びが、彼らの研究者としての礎となり、いずれ惑星科学を牽引する研究者として、世界に名を馳せることを期待し、全プログラムを完遂したインターンシップ学生を研究所総出で送り出しました。
 岡山大学と世界を橋渡しするプログラムとして、今年度の取り組みを踏まえ、来年度以降も継続して実施していきます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学学術研究院先鋭研究領域(惑星物質研究所)
三朝国際学生インターンシッププログラム委員会委員長 
国広卓也准教授
misip◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。

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