8月26日、大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センターでは、近年における生成AI等の急速な発展を踏まえ、デジタルトランスフォーメーション(DX)を活用して研究科・学部・学科の教育研究活動の連携強化を促進する目的で、岡山大学鹿田医療系キャンパス合同FDをハイブリッド形式で開催し、130人を超える参加者が集まりました。
研修では、学術研究院医歯薬学域地域医療共育推進オフィスの香田将英特任准教授が座長を務め、伊野英男総括副センター長による開会あいさつに続き、大学や企業における生成AIを推進する森木銀河先生が「大学教職員のためのAIリテラシー基礎研修 - 今すぐ始めるAI活用で変わる働き方 -」と題して講演しました。
講演では、生成AIの基礎知識や具体的な活用方法、大学の教職員が業務の中で生成AIを効果的に利用するためのポイントや注意点について、実際のアプリケーションを用いた解説が行われました。授業資料やシラバス作成など、日常業務への応用例も紹介され、参加者からはオンラインを通じて多くの具体的な質問が寄せられました。また他大学の事例を通じて、各大学の方針や予算規模に応じて生成AIの活用方法やシステム開発など取り組み内容に違いがある点に着目し、大学側の視点からの解説とともに、生成AIを組織的に活用するためのアクションについてもわかりやすいフローが示されました。生成AIの持つ利便性やメリットだけでなく、そのリスクや適切な活用の必要性についても触れ、参加した教職員にとって、知見を深めるとともに、具体的な業務への応用について考える貴重な時間となりました。講演の締めくくりに、森木先生が「今後も自身の知識や分析データを活用し、教職員の皆さまの支援に努めたい」と語り、会場の温かい拍手で盛況のうちに終了しました。
FD研修の動画(学内限定)
FD研修の資料(学内限定)
【本件問い合わせ先】
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科附属医療教育センター
総括副センター長(教授)伊野英男
学術研究院医歯薬学域地域医療共育推進オフィス 准教授 香田将英
E-mail:iryou-c◎adm.okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
2025年度岡山大学鹿田医療系キャンパス合同FDを開催
2025年09月05日