国立大学法人 岡山大学

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クライオトモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」を西日本に初導入

2025年10月31日

 本学は、11月1日からクライオトモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」(サーモフィッシャ社)の共用を開始します。国内で2台目、西日本では初導入となる同装置は、研究設備・機器の共用化の強化の一環として本学に整備を進めてきたもので、岡山大学高等先鋭研究院を構成する異分野基礎科学研究所(本学津島キャンパス)に設置します。
 同装置(Arctis)の特徴の一つは、切り出した試料をホルダーの交換なく、そのままクライオ電子顕微鏡に装着し、観察することが可能である点です。同装置と、既設のクライオ電子顕微鏡「KriosG4」(300 kV, サーモフィッシャ社)を組み合わせることで、細胞のような厚い試料でもクライオ電子線トモグラフィー法による構造解析が可能となり、細胞内からタンパク質などの観察対象を精製することなく、「生きたまま」、「あるがまま」の姿の構造を解析することが可能になります。
 同装置(Arctis)はKriosG4とともに、本学のみならず、学外にも広く開放され共同利用できます。
ご利用になりたい場合や装置の詳細をご覧になりたい場合は、岡山大学研究設備・機器の予約管理システム「コアファシリティーポータル(CFPOU)」から「クライオプラズマFIB」を検索してご確認いただくか、以下のサイトから直接、閲覧・問い合わせが可能です。

コアファシリティポータルの「クライオトモグラフィー用クライオプラズマFIB-SEM装置「Arctis」」の装置概要、予約、依頼測定の申込はこちら
コアファシリティポータル
異分野基礎科学研究所国際構造生物学研究センター

なお、本件の詳細は岡山大学11月定例記者会見(11月26日開催予定)において公開する予定です。


【本件問い合わせ先】
岡山大学異分野基礎科学研究所 国際構造生物学研究センター
教授、センター長 沈建仁
TEL: 086-251-8502
E-mail: shen◎cc.okayama-u.ac.jp
准教授 沼本修孝、助教 蔡弼丞 
TEL:086-251- 7867
E-mail: staff-csb◎okayama-u.ac.jp
    ※@を◎に置き換えています。

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