国立大学法人 岡山大学

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那須学長と中国経済産業局 林局長らが地域未来の共創に向け意見交換

2025年11月05日

 10月31日、本学の那須保友学長は共創イノベーションラボ「KIBINOVE」において、経済産業省中国経済産業局の林揚哲局長らと地域の未来を共創するための意見交換を行いました。当日は同局職員に加え、本学関係者、岡山県、株式会社中国銀行の担当者も同席し、地域活性化に向けた連携のあり方や産業振興の方向性について活発な議論が交わされました。
 意見交換の途中からは、同日開催されたシンポジウム「日本の発酵技術を世界へ~麹菌と固体培養の本質に触れ、発酵が拓くみらいを考える~」に関する打ち合わせのため来学していた、フードテックエバンジェリストの外村仁氏、米国でたまりしょうゆを製造・販売する SAN-J International代表の佐藤隆氏株式会社フジワラテクノアート副社長の藤原加奈氏も参加。米国における日本企業や大学への関心が高まっている中で、「アメリカは日本の優れた技術や文化が持つ可能性に注目している」、「グローバル展開へ積極的に協力したい」といった声が上がりました。さらに、瀬戸内地域のアートや食といった独自の文化資源に大きな魅力があること、また、「発酵は世界をリードできる日本の強みであり、大学の研究と地域企業の技術を結びつけた国際展開が期待される」との意見も寄せられました。
 あわせて、デジタル技術を活用した健康づくりや、デジタル田園健康特区における先行的な取り組みにも関心が示され、「大学には社会を変える力がある」との期待が寄せられました。発酵、デジタルヘルス、光合成など、本学が強みを持つ研究領域を基盤に、地域の特色を生かした国際発信とイノベーション創出の可能性があらためて共有されました。
 閉会にあたり、林局長は「中四国地域においてイノベーションを創出し、社会課題を解決するため、岡山大学と連携し、共に考え、共に取り組んでいきたい」とあいさつし、産学官金が一体となった今後の協働に強い意欲を示しました。
 本学は引き続き、多様なステークホルダーと連携し、地域未来の共創を推進していきます。

【本件問い合わせ先】
研究・イノベーション共創管理統括部 産学連携課
TEL:086-251-8918
メール:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
   ※@を◎に置き換えています

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