国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

多文化共修事業-教職員FD・SD研修会「特別セミナー」を開催

2025年11月10日

 本学は11月4日、2024年度に文部科学省より採択を受けた「ソーシャルインパクト創出のための多文化共修キャンパス形成支援事業(多文化共修事業)」の一環として、同事業採択大学である東北大学副理事(国際交流担当)の末松和子氏を招き、特別セミナー「国際共修の実践と質保証:ICL※ルーブリックを活用した学びの可視化」をハイブリッド形式で開催し、約100人の教職員が参加しました。
 本学の菅誠治理事(教学担当)・上席副学長による開会あいさつに続き、末松副理事が登壇し、「なぜ今国際共修なのか?」、「多文化共修とは?」などの導入解説を行いました。続いて東北大学でのカリキュラム国際化の歩み、多文化共修事業における実際の取り組みなどにも触れ、国際共修ルーブリックの開発プロセスや活用について講演しました。多文化共修科目の評価ルーブリックの確立は、本学でも喫緊の課題としており、評価における4つの大項目「自己成長へ向かう力」、「関係構築へ向かう力」、「協働へ向かう力」、「課題解決へ向かう力」は大変分かりやすく、またそれをさらに平易な言葉で細分化している点も大変興味深いものでした。
 質疑応答では「多文化共修の大きな障壁となっている言語(外国語)について、どのように対応していけばよいか」との質問に対し、「言語能力だけを測るのであれば、TOEICなどを使えば良いが、その奥にある学びの深さにフォーカスすることが重要である」との回答があり、改めて多文化共修の意義と難しさを認識する研修となりました。
 本学は、今後も多文化共修事業を通して、さらなる大学の国際化を推進していきます。

※ICL:国際共修(Intercultural Collaborative Learning)

【本件問い合わせ先】
学務部 国際教育推進課多文化共修事業担当
TEL:086-251-7110

年度