国立大学法人 岡山大学

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大学院医歯薬学総合研究科が国際オンラインプログラム「Global Microbe Nexus Program」を初開催

2025年11月28日

 本学大学院医歯薬学総合研究科は11月5~19日にかけて、微生物学・免疫学分野の国際的な知識共有と交流を目的としたオンラインプログラム「Global Microbe Nexus (GMN)Program」を初めて開催しました。
 本プログラムは、学術面では微生物学・免疫学分野における研究技術と知識の国際的共有を促進し、国際交流面ではインドをはじめとするグローバルサウス地域を含めた多様な国籍の大学院生との平等な学術交流を通じて、日本の大学院生のグローバルな視野を育成すること、また国際的な研究ネットワークを構築することを目的としています。
 初開催となった「GMN1」には、大学間協定校であるシスター・ニヴェディータ大学の修士課程学生3人、本学の日本人学生(学部生、大学院生)2人、留学生(大学院生)3人、教職員3人、さらにペルーからの有識者1人が参加し、本学大学院医歯薬学総合研究科初の完全オンラインプログラム(※)として国際色豊かに開催しました。
 GMN Programのメインセッションは以下の概要で3回実施しました。
 第1回は「Global Virus Landscape」の題目で、各国における主要なウイルス感染症のトピックや各国で関心のある研究テーマを各国の参加者がプレゼンし、各国のウイルス感染症の特徴について理解を深めました。成果として、グローバルな共通課題を見出しました。
 第2回は「Journal club」で各国の参加者が論文紹介をし、CRISPR/Cas系を用いたウイルス治療からインドでの腸内感染症の制御まで幅広い議論を行いました。
 第3回は「Technical seminar」で日本の研究室で実施しているreal-time PCRや蛍光染色観察などの機器や研究手技の解説を行い、参加者の理解を深めました。
 プログラムは各国からのプレゼンを中心に設計することで、参加型要素を多岐にわたり盛り込み、多方向交流が促進されるように実施しました。
 同プログラムは大学院医歯薬学総合研究科博士課程授業科目として開講しており、協定校の修了者には修了証が授与され、同学研究科への進学を力強く後押ししています。
 また、同プログラムは本学学長・理事戦略経費「世界展開力強化事業」の支援を受けており、文部科学省事業:【大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業】の一環としても実施しています。
 本学は今後もグローバルサウス地域との教育・研究交流を積極的に実施していきます。

※参考
2025年度 研究方法論 基礎 開講題目一覧

【本件問い合わせ先】
大学院医歯薬学総合研究科等学務課大学院担当
TEL:086-235-7986

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