国立大学法人 岡山大学

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第3陣となるUNCTAD短期プログラム若手女性研究者が那須学長を訪問

2025年12月22日

 12月10日、本学と国連貿易開発会議(UNCTAD)が共同で運営する2025年度「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース:Young Female Scientist Programme in Japan」により来日した若手女性研究者:Vivian Philemon Mushiさん(タンザニア出身・ムヒンビリ健康科学大学公衆衛生・社会科学部寄生虫学・医用昆虫学科助教)、Olga Alejandra Zamora Jerezさん(グアテマラ出身・グアテマラ・バジェ大学研究所バイオテクノロジー研究センター所長、上級講師)、Katherine Ivette Calderón Mayoさん(ぺルー出身・FARVET社研究開発部門研究員、国立サン・マルコス大学保健科学プログラム博士課程在籍)の3人が那須保友学長を表敬訪問しました。表敬訪問には、若手女性研究者それぞれの受入教員である学術研究院環境生命自然科学学域(農)の畑生俊光教授、学術研究院環境生命自然科学学域(理)の髙橋卓教授、学術研究院医歯薬学域(医)の本田知之教授が同席。那須学長は、本プログラムの趣旨および女性のエンパワーメントの重要性について説明し、各国におけるジェンダーギャップの現状や課題について若手女性研究者と意見交換を行いました。また、若手女性研究者および受入教員からは、現在取り組んでいる研究内容や今後の展望について紹介がありました。
 表敬訪問に続いて実施されたランチミーティングでは、若手女性研究者らは那須学長、受入教員らと和やかに懇談し、プログラム参加の動機や岡山での生活について率直な感想を共有するなど、交流を深めました。
 また同日、岡山後楽園および岡山城を訪れ、伝統的な景観を鑑賞するとともに、抹茶を味わうなど、日本文化を体験しました。
 本学とUNCTADは、2020年1月に、SDGs(持続可能な開発目標)達成のための科学技術イノベーション(STI for SDGs)の人材育成に向けて、大学としては世界初となる包括連携協定を締結。本協定に基づき、「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース:Young Female Scientist Programme in Japan」として、アフリカ、ASEAN、中南米の対象国の若手女性研究者を受け入れ、2週間から1か月程度の短期の共同研究・研修を行っています。中南米を対象とした初年度である今年度は、上述の2人を含む計3人が当該地域の国々から参加しています。
 本学は今後も、STI for SDGs を主導する国連の中枢機関のUNCTADと連携を強化し、STI for SDGsを担う人 材育成の取り組みを岡山から世界へ推進し、国内外に積極的に発信していきます。

○国連貿易開発会議(UNCTAD)
1964年に設立。ジュネーブに所在する、貿易と開発、金融、投資、技術、持続可能な開発の関連問題に総合的に対応する国連の中心的な機関です。途上国の貿易、投資、開発の機会を最大化し、グローバリゼーションから生じる問題に直面する途上国を支援し、対等な立場で世界経済へ統合することを目的としています。

【本件問い合わせ先】
グローバルエンゲージメントセンター(企画部国際企画課)
TEL:086-251-8326

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