国立大学法人 岡山大学

LANGUAGE
ENGLISHCHINESE
MENU

ブラジルからの研修員が修了 ―岡山県南米次世代育成推進事業で本学が受け入れ―

2025年12月18日

 12月16日、岡山県庁にて「ブラジルからの研修員修了式」が開催され、本学大学院環境生命自然科学研究科に研究生として在籍した三浦ブルーナ理絵さん、森也寸志環境生命自然科学研究科長、中村章宏国際教育推進課長が出席しました。
 この事業は、岡山県が主催する「令和7年度南米次世代交流プログラム」の一環として、次世代ビジネスリーダー候補としての研修生を本県に受け入れ、県内企業や大学等で専門研修を実施するとともに、県民との交流を通じて、友好関係の促進を図ることを目的としています。
 三浦さんは、同研究科情報セキュリティ工学分野(野上保之・学術研究院環境生命自然科学学域教授)にて、10月上旬から12月上旬まで研修を行い、ブラジルと日本の情報セキュリティとマルウェアからのプライバシーデータ保護に関する規制と罰則を比較する調査と観察、ITツールとプログラミングを用いてフィッシング詐欺の事例分析などに取り組みました。
 修了式では、三浦さんから「約30年前に母親が同事業で来岡し、素晴らしい経験をした話を聞いていて、岡山に来るという夢が実現できました。日本語学習や大学での情報セキュリティ研修に加えて、岡山の歴史を学び、地域との関わりもでき、充実した日々を過ごせました。今回の経験をこれからの人生に生かして、次世代の日系人にもつなげていきたい」と貴重な機会への感謝とともに研修報告が述べられました。続けて、伊原木隆太知事が研修生2人に修了証書を手渡し、「日本国内だけでなく、岡山と世界をつなぐネットワークができていることは大変うれしいことであり、今後も相互交流を大切にして次世代につなげていきたい。ブラジルに帰ってからも日本、岡山のことを思い出してください」と激励しました。また、受け入れ機関として本学にも知事から感謝状が贈呈されました。
 本学では、世界中の多様な国・地域から外国人留学生を受け入れており、今後もグローバルに活躍できる人材育成の推進に積極的に取り組んでいきます。

【本件問い合わせ先】
岡山大学学務部 国際教育推進課 受入支援部門
TEL:086-251-7051

年度