本学は12月22日、岡山大学創立五十周年記念館金光ホールにて、一般社団法人プラチナ構想ネットワークとの共催で、公開シンポジウム「岡山発、森林循環経済の実現に向けて」を開催しました。オンラインも含め、企業関係者、自治体職員や大学生約250人が参加し、森林資源を生かした地域循環型経済の可能性について熱心な議論が交わされました。
　冒頭、小宮山宏氏（一般社団法人プラチナ構想ネットワーク会長／株式会社三菱総合研究所理事長）による「森林循環経済の実現で日本を『プラチナ社会』へ」と題した特別講演の後、阿部匡伸理事・上席副学長が「木造建築を通じた脱炭素社会の共創に向けて―岡山大学の志」と題した基調講演を行いました。その後、パネルディスカッションを行い、木造建築の推進、県産材の活用、林業活性化を連携して進めることの必要性を確認し、産学官金連携による「岡山モデル」構築を呼びかけました。
　参加者からは「地域材活用の具体的な事例が参考になった」、「産学官金が一体で取り組む必要性を再認識した」といった声が寄せられ、今後の取り組みに向けた期待が高まっています。

【パネルディスカッションメンバー】
モデレーター：
　一般社団法人プラチナ構想ネットワーク事務局 顧問　鎌形　太郎　氏　
パネリスト：（所属名50音順に）
　院庄林業株式会社 常務取締役　田原　義彦　氏
　岡山県農林水産部林政課長　三宅　美裕　氏
　株式会社Cキューブ・コンサルティング マネージャー　重久　孝介　氏
　真庭市長　太田　昇　氏
　銘建工業株式会社 代表取締役社長　中島　浩一郎　氏
　ライフデザイン・カバヤ株式会社 代表取締役社長　窪田　健太郎　氏


【本件問い合わせ先】
自然系研究科等総務課
TEL：086-251-8002