本学教育学域では2月13日から23日までの11日間、インドネシア・マカッサル市でESD(持続可能な開発のための教育)を軸とした海外研修プログラム「インターナショナル・チャレンジ」を実施しました。本学教育学域がインドネシアで本事業を実施するのは、昨年に続き2回目です。
本プログラムは、統合エンゲージメント戦略による「地域と地球の未来を共創するWell-being実践人」の育成を大きな柱として、本学が推進する「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」の一環として実施されたものです。また、岡山県真庭市とインドネシア・マカッサル市が進める「都市間連携カーボンニュートラル促進事業」とも連動しており、ハサヌディン大学と本学の地域教育プログラムを中心とした大学間交流にとどまらず、自治体間連携を基盤とした国際協働へと発展しました。
研修は、「国内事前学習(真庭市)」、「現地活動(マカッサル市)」、「事後の振り返り」の3段階で構成され、事前学習では、マカッサル市と都市間連携を行っている真庭市を訪問し、バイオマス発電や有機系廃棄物をメタンによって電気と液肥に転換する先進事例に加え、ごみの分別や資源循環を生かした循環型社会についての取り組みを学びました。学生たちは、地域に根ざした資源循環による環境課題の解決に向けた一つのモデルとして捉え、その学びを携えてインドネシアでの活動に臨みました。
現地では、本学の学生10人に加え、ハサヌディン大学の学生10人、マカッサル国立大学の学生10人が参加しました。総勢30人の学生は混成チームを編成し、日本人学生と現地の学生が協働しながら、ゴミ山やスラム地域でのフィールドワーク、ゴミ分別カードゲーム制作、現地小学校での出前授業等、ごみ問題を題材とした実践的な活動に取り組みました。あわせて、生ごみの堆肥化を行うコンポストを共創し、実践的な学びを通して、地域社会に働きかけるソーシャルインパクトを生み出しました。また、ホームステイを通じて現地の暮らしや文化に直接触れ、日常生活の中でも多文化共修を深めています。こうした多様な他者との対話と協働を通じて、学生たちは多様な価値観に触れ、グローバルな視点から社会課題の解決策を模索しました。
帰国後には、現地での経験を振り返り、学びの言語化と共有を行いました。教育学域では、今後も「Toward 2035」が掲げるビジョンのもと、多文化共修の機会を広く継続的に提供し、学生の国際的な学びと社会実践を行います。
【本件問い合わせ先】
学術研究院教育学域
准教授 原 祐一
E-mail:yuichi◎okayama-u.ac.jp
◎を@に置き換えてください。
ESDを軸とした多文化共修・短期留学・サービスラーニングを実施 ―インドネシア・ハサヌディン大学等との交流を深化
2026年03月18日